Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2016-11-07から1日間の記事一覧

是誰庵のひとやすみ~ビルマ語の勉強

私がテーラヴァーダ(南伝仏教)の勉強のためにタイに行き始めたのは、35年前(30歳過ぎた頃から行っていたわけですね)。 その後、修行の場を緬甸(=ビルマ・ミャンマー)に移したのは、17年前。 タイ語は、耳で聞いて覚えて、生活や旅行に必要な最低限の…

「南伝仏教キホンのキ」(翻訳文)2-1

仏教と聞くと、多くの人々は連想する: お寺に行って観光しよう; 大きな線香の周りを巡ると、財産が増えるし、昇進も早いらしい; お寺に行って、線香をあげ、燈明を寄進すれば、幸福と智慧がやってくるらしい; お経をムニャムニャ、お布施を少々、さすれ…

「南伝仏教キホンのキ」(翻訳文)1-5

仏陀の教えは、広くて深い。 本書は、管窺蠡測(=竹の管から天を覗き、貝のひしゃくで海水を量る、の意)であって、(+元々、仏法は)二言三言で、説明できることではない。 しかし、筆者は、この本が読者の方々に、抛磚引玉(=瓦を投げて宝玉を得る、の…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」(翻訳文)~3-4

世尊はこのように話すと、五比丘は世尊の話に、歓喜し、喜んだ。 世尊の開示が終わると、コンダンニャの心中に清浄で汚れのない法眼が生まれ、そして彼は見た: 一切の、生起する本質を有する法(=現象)は、必ず滅する、という事を。 世尊がこのように法輪…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」(翻訳文)~3-3

次に、比丘たちよ。 私が『これは苦の滅に至る道聖諦である』と思惟する時、以前に聞いたことのなかったこの法に関して、私の心中に眼が生じ(cakkhuṁ udapādi)、智が生じ(ñāṇaṁ udapādi)、慧が生じ(paññā udapādi)、明が生じ(vijjā udapādi)、光が生…