Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2017-09-24から1日間の記事一覧

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)4-36

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> メーチ・ケーウは、色々な心霊領域を知る事に、益々夢中になり、興奮を齎す新しい体験と、更なる広範な知識を、貪欲に追求したーーこの貪欲の汚染は、正に、衆生が輪廻に堕ちこむ心識の世界、流転して止まない原…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)4-35

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 仔細観察你身語意三業、 (子細に己の身口意の三業を観察し) 言行挙止要沈穏内斂、 (言行と振る舞いは落ち着いて、内に収斂すべし) 不要説太多話、 (沈黙は金) 也不要給自己添麻煩。 (己を大切に、シンプル…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)4-34

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 天人に、各種の福報があるとは言っても、しかし、積極的に向上しようとする意欲に欠けている為、彼らは善を修して、己の寿命を延ばそうとはしない。 その為、ひとたび、福報が尽きると、彼らは人間界に降りる事を…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)4-33

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 偶には、亡霊の頭目が、メーチ・ケーウを連れて、彼の地盤を参観させ、彼女に、色々な亡霊の生活内容を、説明することもあった。 亡霊の世界にも、ならず者はいて、これら問題を起すならず者は、一か所に集めて生…

是誰庵のひとやすみ~メーチ・ケーウの成長

今、パオ・セヤドーの「顕正法蔵」を一段落翻訳すると、「メーチ・ケーウの物語」は、その3倍、いや5倍くらい翻訳しています(笑)。 ここで語られるメーチ・ケーウが、非常に面白い。 いつも翻訳しながらワクワクするのですが、昨日は、泣いてしまいました…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)4-32

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 禅の修行と持戒の成果は、彼の心内が、真正の平和と静けさに満たされている事を、意味した。 彼は、異なる深さの定に証入する事に精通し、各種各様の境界において、豊かな経験を持っていた。 この見地から言うと…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」(翻訳文)5-101

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 8-8-6 五支の具備 「尋」は、心を目標に向かわせる事である。 「伺」は、心を目標に保持し、釘づけにする事である。 精進が成就する事によって生じるのは「喜」で、それは心を清々しくする。 心の精進とは、すな…