Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2017-10-07から1日間の記事一覧

是誰庵の一休み~「メーチ・ケーウの物語」翻訳完了

「メーチ・ケーウの物語」の翻訳が、本日(10月7日)、完了しました。 内容が面白くて、ついつい、パオ・セヤドーの「顕正法蔵」を、後回しにしてしまいました・・・^^;。 明日から「顕正法蔵」の翻訳を再開し、他に「身念処」(Vipassana Bhavana)とい…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)8-4(付録)最終稿

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> ”よく気を付けて、慎重に八斎戒を守るように。 あなたまず、世俗の門を閉めて、解脱へ向かう窓を開けなさい。 よく覚えておくように; 持戒の真正な目的は、戒の精神を、あなたの思想、言葉と行動の上に、体現す…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)8-3(付録)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> ”これから以後、必ず梵行生活を送るように。 如何なる男女関係も持ってはならない。 淫行と情欲は、心身の清浄を破壊し、修道の目標とは180度異なる。 故に、慈心と敬虔で誠実な心をもって、淫欲のエネルギ―の、…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)8-2(付録)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> ”三宝に帰依する事は、究極解脱の基礎である。 戒は、我々が修道する上においての規範であり、悟り・覚醒の助縁である。 敬虔に持戒すれば、我々の心は罪を犯す事がなくなるし、懊悩する事もなくなる。 また、戒…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)8-1(付録)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> <アチャン・カンパンが メーチ・ケーウに語った戒と律> ”仏法僧の三宝に帰依する事は、一人の仏教徒が仏法を追求する所の、第一歩となる。 また、最も根本的な、第一歩でもある。 仏陀は円満なる覚醒者の模範で…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)7-6

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> <メーチ・ケーウ法話集> 我々の、この世間で得られる知識は、 非常に有用かも知れない。 しかし、どのような知識をもってしても、 真実に己を理解する事とは 比べものにならない。 肉眼で得た理解と、 心霊で得…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)7-5

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> <メーチ・ケーウ法話集> 我々は、生まれてはまた死に、 死んでは、また生まれ、 生、老、死が、輪転して止まない。 我々仏弟子たるもの、決して、 己自身の真実に関して、 何一つ知らないまま、 命朽ち果てるな…

是誰庵のひとやすみ~心の苦痛

「メーチ・ケーウの物語」を翻訳していましたら、「心は苦痛に満たされ・・・」というような語句が何度も出てきます。 本当にそうだなぁ、と思います。 先日、日課の水中運動に行ったとき、3人ほど、本当に久しぶりに出会った人がいて、一人ひとり挨拶して、…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)7-4

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> <メーチ・ケーウ法話集> 決意して、 禅の修行に精進し、 あなたの心を鍛錬しなさい。 心身のすべてを、 仏法の追求に投げ入れ、 松明のように、 あなたの心でもって、 道を照らしなさい。 真心でもって 修行し…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)7-3

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> <メーチ・ケーウ法話集> 人の心は、苦痛で満たされていて、 何ものをも、はっきりと知る事が、 できない。 間抜けな人は、 肩で風を切って、苦悩を迎え入れ、 己の欲望に捕らわれ、その中に陶酔し、 苦痛を快楽…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)7-2

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> <メーチ・ケーウ法話集> あなたは、村全体の茅葺の家の屋根に 使う萱を、すべて用意する事はできない。 布施は、自分の出来る範囲で、実践すべし。 もしあなたが、何か恥ずかしい事を してしまったならば、 な…