Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2017-11-07から1日間の記事一覧

是誰庵のひとやすみ~自知冷暖

2600年前、ゴータマ仏陀ご在世の時代、仏陀は各地へ行脚、説法をされたように、仏典では紹介されています。 でも、大昔、便利な交通機関もなかった頃、一生に一度しか、仏陀に会えなかった人々も、多くいた事でしょう。 彼らは、修行をどのようにしたのでし…

「身念処」1-54

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> <今・ここ>には二種類ある: <今・ここの思慧>と、<今・ここの修慧>である。 <今・ここの思慧>は、一般的な修行が良好な状況であって、<今・ここの思慧>を先導者として初めて、<今・ここの修慧(実相般…

「身念処」1-53

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 1-6 <今・ここ>と実相 <今・ここ>は、以下のように定義する事ができる: 1)心・身の実相が顕現し、かつ、我々の貪欲とは相応しない、暫くの時間。 2)三心(明覚):すなわち、精進、正念、正知でもって心…

「身念処」1-52

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 1-5-2-1 刹那定(瞬間定) Vipassana の修行をする時、我々は、刹那定を利用しなければならないが、その理由は、刹那定は、いまだ六根の内にあるからである。 所縁を変える時、たとえば:座っている色身から、心…