Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2018-04-17から1日間の記事一覧

FDC資料「37道品ハンドブック」4-8 Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です) 「観」(Vīmaṁsa)とは、明確にはっきりと地獄、輪廻における巨大な痛苦を覚知する事の出来る知識または智慧を指す。 この種の知識は、明確…

FDC資料「37道品ハンドブック」4-7 Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です) 「心」(Citta)は、修行者が、仏法に接触したり、仏法を聞いたりした時、「如意」に固着(=執着)する事を言う。 この種の固着は、極めて…

FDC資料「37道品ハンドブック」4-6 Ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です) 「勤」(viriya)は、四種類の特徴を持つ正勤・精進を言う。 「勤」を有する修行者は、精進・努力しさえすれば、目標に到達できるのだとい…

FDC資料「37道品ハンドブック」4-5 ledī Sayādaw著

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (以下の翻訳文は、福岡ダンマセンターの法話会に供する為の資料です) ちょうど、ビンビサーラ王(《小部》(戸外経))や、ヴィサーカ居士、及びアナタビンディカ長老(《法句経注疏》第一偈頌、参照)の例のよ…

★飛び入り翻訳~『24縁発趣論』3-16

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 1、欲俱生増上縁 「欲神足」が生起する時、それと同時に生起する名色法を、縁生法と言う。それでは、縁力は何か? 俱生増上縁が縁力である。 以下に説明を加える。 仏陀の時代、名を護国(Raṭṭhapala)と言う所…