2018-06-16から1日間の記事一覧
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> マハーナーラタ伝 一人の、名を英加帝という、よい国王がいた。 国王には一人娘がいたが、名をルチャーと言った。 ルチャーは、非常に美しい王女で、アーナンダの過去生であった。 国王は王女を可愛がり、よく花…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 已作業(kaṭattākaṃママ) その他の業の果報が、現に生じていない時、已作業はようやく、果報を生じせしめる。 上述の三種類の業があるとしたならば、この三種類が優先される。 已作業は、業を造(ナ)すその時に…
世間には、ひとたびソータパナ(預流果聖者)になったならば、どのような悪業を造(ナ)しても、業報を受ける事無く、悪趣に落ちないと豪語する人がいます(最近も日本に、そう豪語する人間がいるという事を、仄聞しました)。 では、ソータパナとは何か? …
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 慣行業(āciṇṇakaṃママ) ある種の業は、臨死業ではなく、普段において薫習されたものである。 不善業で言えば、ある種の人々は、普段、不善なる行為を実行する。 それはたとえば:喧嘩、殺人、偸盗、放火などで…
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (共通するものに関する説明) 文中の、 「私は離れる学処を受持する (veramaṇīsikkhāpadṃ samādiyāmi)」は、 一切の(学処)に共通する文言であり、故に、(先に)これらの共通する文言について、その義(=意…