Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

2018-10-28から1日間の記事一覧

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(3-2)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《諦相応・転法輪経》(Dhammacakkappavattana Sutta)の中で、仏陀は、四聖諦の内のそれぞれの諦に関して、それらを証悟する所の、特定の任務を完成させなければならない、と強調している: 1)この苦聖諦は、遍…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(3-1)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 第一章 序論 我々が当該の書を著述する目的は、涅槃を証悟する為の実修に関して、簡単な説明を施す為である。 我々は《大念処経》(Mahāsatipaṭṭhāna Sutta)の最初の部分《入出息の部分》(Ānāpānapabbaṃ)につ…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(2-10)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 2011年2~3月、私マヒンダ比丘は、シンガポールにおいて、弘法し座禅・瞑想を教えていた所、パオ・セヤドーの委嘱を受けて、本書の正文の部分の翻訳を終えた。 6月に再びシンガポールにて《清浄道論》を講じてい…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(2-9)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 観智は、その浅いレベルから深いレベルに応じて、16種類を数えることができ、それを ”16観智” と呼ぶ。 最初のものから順に、名色分別智、縁摂受智、思惟智、生滅随観智といい、最後に道智、果智と省察智となるが…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(2-8)

<daṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> もし我々が、上記の事柄を理解したならば、《大念処経》が実際には、止・観の修習を指導・教導するものであり、かつ vipassanā に重きを置いている経典であることが分かる。 業処、パーリ語 kammaṭṭhāna は、心が…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(2-7)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> ”かくの如くに、或いは内身随観身によって住し、或いは外身随観身によって住し、或いは内外身随観身によって住する。 或いは身随観生起の法によって住し、或いは身随観壊滅の法によって住し、或いは身随観生起、…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(2-6)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> この四念処の中の身念処はまた、止(サマタ。以下同様)の修習によって、定力を育成する方法が含まれている・・・例えば入出息念、厭悪作意などである。 ただそのようであっても、それらはなお、観(vipassanā。…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(2-5)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 《大念処経》の中で、仏陀は合計21種類の、禅の修行の用いる業処を、教えている。 その内、身念処は14種類、受念処と心念処はそれぞれ一種類、法念処は5種類である。 それらは以下の通りである: 一、身念処 1、…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(2-4)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 念の行処、念の住立処とは何か? 四種類ある、すなわち 四念処(cattāro satipaṭṭhānā)である: 身念処(kāyasatipaṭṭhāna) 受念処(vedanāsatipaṭṭhāna) 心念処(cittasatipaṭṭhāna) 法念処(dhammasatipaṭṭ…