Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。 コメント欄はどなたも利用OKですが、リトリートに入っている時は回答致しません。

2018-12-03から1日間の記事一覧

般若の独り言~怒りの処方箋

以前、私はブログに <「怒ってはならない」という風な、したり顔で怒りについて書かれた本は、読まない> <特に僧侶の書いたもので、仏教徒なら怒らないのが当然、という前提で書かれた、良い子向け道徳本は、自分の参考にならないので読まない>と書いた…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(7-1)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (81/160) 第五章 観業処 前に述べた様に、二種類の vipassanā がある: 世間vipassanā と出世間vipassanā である。 世間vipassanā の所縁は、まずは、五蘊およびその因であり、その後においては、五蘊及びその…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(6-25)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 第五節 止の修習における八支聖道 前に述べた通り、止の修習において、禅修行者はまた、八支聖道を育成しているのである、と言える。 如何なる時においても、あなたが、何等の夾雑物も挟むことなく、呼吸の所縁を…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(6-24)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> ジャーナと呼吸 初禅の時、呼吸は非常に繊細に変化する; 第二禅の時、それは更に微細に変化する; 第三禅の時、それは更に更に微細に変化する; 第四禅の時、呼吸は完全に停止する。 第四禅の呼吸は、微細すぎて…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(6-23)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 第四禅 第三禅を成就して、かつ第四禅の修習を希望するならば、あなたは習熟した第三禅から出定して、第三禅の二つの欠点と第四禅の一つの長所を、省察・思惟しなければならない。 それらは、それぞれに、以下の…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(6‐22)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 第三禅 第二禅を成就させた後、第三禅を修習したいと願うならば、あなたは先に、よく慣れた第二禅から出定して、その後に、第二禅の二つの欠点と、第三禅の一つの長所を、省察・思惟しなければならない。 それら…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(6‐21)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 第二禅 あなたは、初禅に習熟した後、第二禅に進む事ができる。 先に、すでに習熟した初禅に入り、出定の後、初禅の二つの欠点と第二禅の一個の長所を省察・思惟する。 それらはそれぞれに、以下の様である: (…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(6-20)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (75/160) 五自在 ジャーナの修習を始めたばかりの時、あなたは、余り多くの時間を、禅支の識別に費やしてはならない。 あなたは、長時間ジャーナの中に安住できる様、練習を重ねるべきである。 ひとたびあなた…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(6-19)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 禅支とは、初禅心と共に生起する所の、五つの心所であり、実際には、それらは慧根を含むその他の28個の、入出息初禅心と同時に、生起するものである。 しかし、仏陀は初禅の説明をするに、ただ五つの禅支にのみ言…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(6-18)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 初禅 あなたが五根の育成を実践する時、定力は上昇し、かつ入出息似相を覚知する時間は、益々長くなる。その時、あなたの定力は、ジャーナと非常に似た境地ーー近行定(upacāra samādhi)になる。 その後、あなた…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(6-17)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 信は止の修習に、慧は観の修習に ここにおいて強調したいのは、止の修習に関しては、信根が強めである事は、適切である事、というである; 観の修習に関しては、慧根が強めである必要がある。 もしあなたが、以下…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(6-16)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 精進根と定根 怠け者は、成功する事ができない。故に、精進は欠かすことができない。 しかしながら、精進が過度である時、心は蠢いて不安を生じ、その為に、その他の諸根もまた、それらの仕事を、完成させること…

『涅槃証悟の唯一の道』★パオ・セヤドー著(6-15)重要必読

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 信根と慧根 入出息念の育成に成功するためには、あなたは入出息念に対して、完全なる信心(=確信。以下同様)を擁しなければならない。 また、仏陀の教えに対して、完全なる信心を擁しなければならないし、仏陀の…