Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

2018-12-14から1日間の記事一覧

般若の独り言~『涅槃証悟の唯一の道』翻訳終了です

本日、パオ・セヤドー著『涅槃証悟の唯一の道』の翻訳が終了いたしました(いくつかの表と、尾註の一部は、作表困難の為、割愛しました)。 3か月前までは「もう仏教書の翻訳はお終いにして、これからは修行に専念しよう」と思っていたのですが、『涅槃証悟…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(12-6)(翻訳終了)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 仏陀は《有愛經》(Atthirāga Sutta)の中において、識が如何にして、四食の方式によって、住立するのかを、説明している: ”比丘たちよ。 食を掴む(kabaḷīkāre-āhāre)、 食に触する(phasse āhāre)、 意思を…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(12-5)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 四大種とは、地、水、火、風界の事である; 四大種所造色とは、24所造色を指す。 例えば、五浄色、命根、色、音声、香、味、二種類の性色、空界等である。 受胎の識は、識蘊(viññāṇākkhandha)であり、識の縁(v…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(12-4)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 五取蘊=名色(nāmarūpa): 名色とは、受・想・行蘊と色蘊の事を言う。また、五蘊すべてである、とも言える。 名色=受・想・行・色蘊: 《相応部・分別經》(Vibhaṅga Sutta)の中において、仏陀は、縁起の12の…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(12-3)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 次に続く経文においても、色、音声などと、過去、現在、未来においても、この様に照見するべきだと指導している。 聖弟子がこの様に照見する時、眼、色などに厭離を育てる。 仏陀は《眼經》(Cakkhu Sutta)の中…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(12-2)重要必読

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> また、仏陀は《内苦經》(Ajjhattadukkha Sutta)の中において、以下の様に教え導く: ”比丘たちよ。 眼は苦である。 苦であるものは、すなわち、無我である(Taṃ dukkhaṃ tadanattā)。 無我とは、すなわち、 ’…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(12‐1)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (141/160) 尾注 A、五取蘊=六内、六処: 仏陀は、《相応部・内処經》(Ajjhattikāyatana Sutta)の中において、以下の様に言う: ”比丘たちよ。 苦聖諦とは何か? それは六内処である、と言うべきである。 何…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(11-1)重要必読

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> (P135、136、137、138、139の表は省略) (140/160) 四諦(Catusacca)による究極諦の分類 A、苦諦(dukkhasacca)= 4個の大種、24個の所造色。 8個の貪根心、2個の瞋根心。 2個の痴根心、7個の不善果報心。…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(10-5)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 3.1)五蘊を無常として随観する。五蘊に対する常想(nicca-saññā)を断じ除く事ができる。 3.2)五蘊を苦として随観する。五蘊に対する楽想(sukha-saññā)を断じ除く事ができる。 3.3)五蘊を無我として随観する…

『涅槃証悟の唯一の道』 パオ・セヤドー著(10-4)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 三種類の遍知 出世間八支聖道の生起は、三種類の遍知のなかの、第三番目の遍知(pariññā)ーー断遍知(pahāna pariññā)の最後の段階に、属するものである。 (1)16観智の最初の二種類(名色分別智と縁摂受智)…