Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2021-01-29から1日間の記事一覧

翻訳『親知実見』Knowing and Seeing #20-1

問答(一) 問1-1: 入出息念を修行する時、四つの段階があります。 我々は、一つの段階から次の段階に行くのを、どの様に決定すればよいですか? 答1-1: 仏陀は、入出息念の順序はーー長息、短息、全息、微息がある、と教えたが、これは修行者の理解を助け…

翻訳『親知実見』#19-2

<注87>= 自性相(sabhāva-lakkhaṇa):究極色法または究極名法が具備する特徴の一種。各自特相(paccatta-lakkhaṇa)とも言う; 共相(sāmañña-lakkhaṇa):すべての行法(色法または名法)が共に擁する三種類の特徴:無常、苦、無我。 <注88>=《清浄…

翻訳『親知実見』Knowing and Seeing #19-1

<#19>シリーズは、中国語原文<P 61~P 90>の脚注の翻訳です。 <注83>=パーリ語術語に関しては<付録二 パーリ語術語解説>を参照の事。 <注84>=Visuddhimagga《清浄之道》は、注63参照の事。(Visuddhimaggaの直訳は「清浄之道」である。水野弘元…

翻訳『親知実見』#18-8

この段階において、すなわち、禅相が生起する前、かつ定力が四種類のジャーナを修習するにつれて強化される時、呼吸は徐々に、増々平静になり、第四禅において、完全に停止する。 この四種類のジャーナはまた、色界ジャーナ(rūpavacara-jhāna)と呼ぶが、そ…

翻訳『親知実見』#18-7

あなたが(第二禅の成就に)成功した後で、かつ、第三禅の修習を希望する時、熟練した第二禅から出定して、その欠点及び第三禅の長所を思惟しなければならない: 第二禅は、尋・伺というふたつの劣った禅支を擁する初禅に近く、かつ、第二禅もまた劣悪な喜<…