Sayalay's Dhamma book

仏教書の翻訳は2019年夏をもちまして一旦終了しましたが、2020年発生しましたコロナ禍により、修行者独習に供する為、『親知実見』を翻訳しています。過去に訳出した23冊は<菩提樹文庫>にて閲覧できます。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

2021-02-28から1日間の記事一覧

翻訳『親知実見』#27-8

次に、あなたの、二番目の問いに答えようと思う。 上座部仏教の伝統によると、二種類の業処(kammaṭṭhāna)がある: それはすなわち、応用業処(pārihāriya-kammaṭṭhāna)と一切処業処(sabbatthaka-kammaṭṭhāna)である。 応用業処とは、禅修行者各人が、観…

翻訳『親知実見』#27-7

苦聖諦とはすなわち、五取蘊の事であり、苦集聖諦とはすなわち、縁起であり、この二者は、合わせて諸行の法(saṅkhāra)と言い、それらは観智の所縁である。 異なる観智の段階において、あなたは、これらの行法を無常(anicca)・苦(dukkha)・無我(anatta…

翻訳『親知実見』#27-6

上記に含まれる意味とは、すなわち、禅修行者は、異なる段階の観智を通り、かつ縁起を了知しないのであれば、輪廻を解脱する事はできない、という事である。 仏陀は《増支部・外道依処等経》において、以下の様に言う: 「比庫たちよ。 何が苦集聖諦(dukkha…

翻訳『親知実見』Knowing and Seeing#27-5

これらの五取蘊はみな、苦諦法(dukkhasaccadhammā)、すなわち、苦聖諦の法である。それらに対して、この様に理解しなければならない。 仏陀は《長部・大因縁經》において、以下の様に言う: 「アーナンダ、この縁起というものは奥が深く、奥の深い相を具有…

翻訳『親知実見』#27-4

問2-2:第四禅に到達した後、なぜ、我々は、直接五蘊を観照して、それらの無常・苦・無我の本質を透視し、涅槃を証悟しようとしないのか? 涅槃を証悟する前、我々はなぜ、32身分、白骨想、白遍、四界差別、色業処、名業処、縁起と観禅を修行しなければなら…