wong0110's diary

中国語で書かれた仏教書(主にテーラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。+日常の心模様の独り言<是誰庵のひとやすみ>。

雑談

是誰庵のひとやすみ~再び vipassanaについて    ~パーリ語マジック~

日本では、 vipassana という言葉が一人歩きをして、 非常に混乱しているように思います。 私たちが安般念(出入息の瞑想)をして、意識が少し深くなる時、例えば遍作定とか近行定とかの時点で、身体の色々な変化が<見えて>きたりします。 これまで、のん…

是誰庵のひとやすみ~ノジマライオン

先日、意を決して炊飯器を一個、購入しました。 インターネットで口コミ・評価を調べ、最安値を調べ、3合炊きの炊飯器を一個(ついでに、季節外れでアウトレットになっていたアイスクリーム製造機も一個)、Web上で、注文しました。 普通は、折り返しで「あ…

是誰庵のひとやすみ~パオ・メソッドは終わらない

私が台湾で若い仏教徒の女性から、パオ・セヤドーの著書『智慧之光』(中国語版)を貰ったのは、確か1998年頃の事だと思います。 最初のページを読んで衝撃を受けた私は、その本を日本に持って帰り、日本語に翻訳して、Web上に公開しました。 ただ、この本と…

是誰庵のひとやすみ~仏教徒は謙虚であれ

昨日のブログ「nimittaは万能か?」でも書きましたが、 仏教徒は特に謙虚でなければなりません。 修行が進んでいる人は、尚更に。 パオ・メソッドで修行が進んでいる人は、己の過去世が分かっています。過去には人であった事も、動物であった事もあるでしょ…

是誰庵のひとやすみ~印可・印証は必要か?

我々仏道の修行をする者の内に、自分の指導者から「よし、それでこそ私の弟子だ」「私が印可・印証しよう」と言われるのを喜ぶ人が、一部において存在するようだ (中国禅宗慧能禅師の衣鉢伝承物語の影響か?)。 通常、禅の指導者は印可・印証はしない。 パ…

是誰庵のひとやすみ~「此是道汝応修」(翻訳番外編)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> マレーシアから「此是道汝応修」という本が届きました。 著者はアチャン・チャーのお弟子さん、アチャン・タン。 その中にとてもよい問答を見つけましたので、翻訳(番外編)してお送りします。 問:アチャン・タ…

是誰庵のひとやすみ~ラべリングは有効か

もう20年前かそれ以上前、日本にテーラワーダ旋風が吹き荒れました。 スリランカの某長老が、マハーシ瞑想法を紹介して、これまで禅宗の座禅で上手く行かなかった人、念仏は迷信みたいで嫌だという人たちの心を引き付けたのです。 では、マハーシ瞑想は何を…

是誰庵のひとやすみ~ vipassanā とは何か?

緬甸(ミャンマー)のパオ僧院の長パオ・セヤドーが教える、いわゆるパオ・メソッド(ご本人はこう言われるのを嫌っています)が、瞑想好きの人々に人気があるのは、 似相(nimittaの光)が見えるようになると vipassanā という名の、観照の修行ができるよう…

是誰庵のひとやすみ~一人ぼっちの仏教徒

今、私は「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」(原題「南伝仏教在家居士須知」)という、台湾のテーラワーダ比丘の著書の翻訳を始めました。 その最初の文章、いきなり<三帰依文>です。 仏教徒になって仏陀、ダンマ(仏法)、サンガに帰依し…

是誰庵のひとやすみ~起心動念

<マハーカルナー法友会>の解散事件からこのかた、心が少々ザワザワします。 そろそろ修行に戻りましょうか。 みなさん法話を聞く場所がなくなっても、座禅・瞑想する場所がなくなっても、修行はできます。 己の五蘊が法であり、己の身・心が、修行の場なの…

テーラワーダ比丘の戒律ーお金とカードの取り扱いについて

ブログの読者の方から「テーラワーダの比丘は、カードで買い物をしていいのですか?」という質問を頂きました。 私はテーラワーダの女性出家者で、sayalayという身分で日本で庵を結び、戒律は、8戒を受けています(パオ本山にいた時は、10戒)。 通常、出家…

是誰庵のひとやすみ~台湾僧侶の予言

もう40年程前でしょうか。 私が仕事(中国語通訳)で台湾に滞在した折、台北の本屋さんで『阿含正見』という本を見つけました。 著者は釈従信、比丘です(大乗のお寺を出て、ご自分の精舎をお持ち、とのことでした)。 この本を読んで感動した私は、従信師に…

是誰庵のひとやすみ~法施は楽しい

私の楽しみは、仏教書を翻訳して、ブログで公開する事。 英語は苦手ですが、中国語は得意ですので、中国語の仏教書(大乗のでなくて、テーラワーダのもの)を日本語に翻訳するのが、私の楽しみ、私の日課。 今手元にある本、パオ・セヤドーの著作は、何冊も…

是誰庵のひとやすみ~傲慢な仏教徒

ゴータマ仏陀の教えた仏法は、大変な価値を持っていると思います。 一たび四聖諦を知り(本当にその本質を知るには、修行しなければなりませんが)、八聖道を実践していくと、なんだか未来が明るくなったような気がします。 しかし、だからと言って、他の宗…

是誰庵のひとやすみ~パーリ語オタク

戦後の日本の仏教界、僧侶が頼りないので、みなさん困っていた所へ、世界は、原始仏教(根本仏教、パーリ仏教、テーラワーダ仏教)が大流行り・・・ベトナム戦争でタイに駐屯していたアメリカ兵が、休暇に母国に戻らず、タイのお寺に行って修行し、その後、…

是誰庵のひとやすみ~凛々として

2011年に東関東・福島大地震が起き、東電の原子力発電所が暴発し、廃墟と化しました。 私はそれ以前に、通訳随行員として、女川原発を視察した事が有り、施設内部を見、職員の説明を聞いた結果、原子力発電にはよい印象を持っていませんでした。 そのため、…

是誰庵のひとやすみ~白菊会

昨日は、某大学医学部白菊会(献体関連の、大学の外郭団体)の合同慰霊祭があり、お招きがあったので、行ってきました。 私は献体登録をして、もう30年くらいになります。 20年前に、子宮がんを手術した時は「もう献体できないのか?」と思いましたが、その…

是誰庵のひとやすみ~Simple is best 続き

昨日のブログ<是誰庵のひとやすみ~尼僧認定>では、 <Simple is best>で終わりましたが、実は<Simple is happy>とも言えます。 まず基本は、今、ある種の問題が目の前にあるとして、それをそれ以上、複雑にしてはいけない、という事です。 問題の本質…

是誰庵のひとやすみ~尼僧認定

私は、Y盆地にある、某温泉施設の<歩くプール>で、水中運動するのが日課です(歩くプールは、持病の浮腫に、とても効きます)。 ここは、<歩くプール>の他、内風呂も露天風呂も付属しているので、自庵でお風呂を沸かさなくて済み、とても助かっています…

是誰庵のひとやすみ~アチャン・ネンについて

今日から翻訳が始まりました「身念処」は、タイのアチャン・ネンの作品です。 私は翻訳を始める時決して、目的の本を、最後まで読む・・・という事はしません。 中ほどに、難しい表現が出て来ると、萎縮してしまいますので、中身は確認しないまま、「エイヤ…

是誰庵の一休み~「メーチ・ケーウの物語」翻訳完了

「メーチ・ケーウの物語」の翻訳が、本日(10月7日)、完了しました。 内容が面白くて、ついつい、パオ・セヤドーの「顕正法蔵」を、後回しにしてしまいました・・・^^;。 明日から「顕正法蔵」の翻訳を再開し、他に「身念処」(Vipassana Bhavana)とい…

是誰庵のひとやすみ~心の苦痛

「メーチ・ケーウの物語」を翻訳していましたら、「心は苦痛に満たされ・・・」というような語句が何度も出てきます。 本当にそうだなぁ、と思います。 先日、日課の水中運動に行ったとき、3人ほど、本当に久しぶりに出会った人がいて、一人ひとり挨拶して、…

是誰庵のひとやすみ~小心翼々

「メーチ・ケーウの物語」を翻訳していましたら、<小心翼々>という言葉に、出会いました。 <No6-7>の中にある文です。 「修行の道を歩む人は、<小心翼々であれ>」と、メーチ・ケーウは言うのです。 私たち仏教徒の内、本気で悟りたいと願っている人は…

是誰庵のひとやすみ~真我と涅槃

メーチ・ケーウ、悟りましたね、涅槃を! 原文で、P198の所で(笑)。 ほっとしました! メーチ・ケーウが涅槃を悟る場面の、その前後の辺りを翻訳していて、<真我無明>という言葉に出会いました。 真我というのは心が「私は真我である」と思っている以上…

是誰庵のひとやすみ~いよいよ涅槃?

今、毎日、「メーチ・ケーウの物語」を翻訳していますが、いよいよ佳境に入って参りました! 今日は、興に任せて、随分の量を、翻訳したようです。 きちんと数えてはいませんが・・・。 私は子供のころから仏教が好きでしたが、基本、独学です・・・仏教系大…

是誰庵のひとやすみ~残すは1/3

「メーチ・ケーウの物語」、翻訳している私、ドキドキ、ハラハラ、とても面白い伝記だな、と思います。 私の知り合いに、ある新興宗教団体に入っている人がいて、私も勧誘されたのですが、私は南伝仏教しか興味がないので、お断りしたことがあります。 彼女…

是誰庵のひとやすみ~仏縁

私は日本生まれの台湾人・・・バイリンガルなので、中国語の翻訳は得意です。 ただ、日本も同じ漢字圏、油断すると、とんでもない事に。 たとえば、手紙。日本語では手紙、中国語ではティッシュの事(知る人は知る、有名ですよね) たとえば、愛人。日本では…

是誰庵のひとやすみ~明鏡止水

先ほど、パオ・セヤドーの「顕正法蔵」(No.5-82)を翻訳していましたら、「明鏡止水」という言葉が出てきました。 私、68歳にして、ようやく、この言葉の本当の意味を知りました(イヤ、遅い!遅すぎる!けど、知らないよりは、よかったゾ!)。 我々の心臓…

是誰庵のひとやすみ~「掌中の葉」もうすぐ完訳

年末までに『掌中の葉』の翻訳を終わらせたいと、 頑張っていましたら、後、残すところ 3ページほど になりました(ちょっと頑張りすぎ?)。 あと 2、3日で、終了の予定です。 急ぎ翻訳しましたので「毎日更新されて、 ゆっくり読めん」とお嘆きの方、ご自…

是誰庵のひとやすみ~蕎麦の実から思う事

先日、水中運動に行きましたら、運動仲間のおばぁさんから「蕎麦の実が欲しい。インターネットで買えないか?」という相談を受けました。 どうやら TV の番組内で、蕎麦の実が体にいいと、宣伝されたようです。 庵に帰って、調べてみましたが、某通販会社で…