【比丘の財産】 財産には、二種類がある。聖なる財産と聖ではない財産である。聖ではない財産とは、金銀宝石、服飾、家屋、土地や田畑である。聖なる財産とは、信仰、戒徳で、仏陀などの聖者の讃嘆する所の品徳の事である。。。 何かの戒条を二三日守るのは…
先日、神戸から船に乗って、親友が、我が精舎に来てくれました。。。 顔ぶれは、75歳 A, B, C さんの三婆々と、Aさんのお姉さんと同娘さんの、合計5人。。。。。。。。 Aさんは、小中学校で、私が困っている時に、何度も助けてくれた親友であり、恩人でも…
注1=今のジュムナ河。ガンジス河の支流。注2=今のサラユ河。ガンジス河の支流。注3=今の West Rapti 河。ガンジス河の支流。注4=昔はマソ河とも言う。ガンジス河の支流。。。。
“Yā manussesu sampatti, yā ca devesusa mpadā. Na sā sampannasīlassa, icchato hoti dullabhā.“ “人間界での幸福であっても、諸々の天界での幸福であっても、戒を具える者には願があるが、それは決して得難いものではない。“ “Accantasantā pana yā, ayam…
“Sobhantevam na rājāno, muttāmanivibhūsitā. Yathā sobhanti yatino, sīlabhūsanabhūsitā.“ “国王は(その身体を)マニ珠で大いに飾ってはいるが、行者が戒で以て荘厳し、光り輝いているのを知らない。“ “Appakāpi katā kārā sīlavante mahapphalā. Hontīti …
“Sīlagandhasamo gandho, kuto nāma bhavissati, Yo samam anuvāte ca, pativāte ca vāyati.“ “その様な良い香り、戒徳と同じ様な良い香りのするものは、(他に)ない。戒の香りは、風に乗って漂うだけでなく、逆風によって送り届けられる時がある。“ “Saggāro…
“Na tam sajaladā vātā, na cāpi haricandanam. Neva hārā na manayo, na candakiranankari, Samayantīdha sattānam, parilanam surakkhitam. Yam sameti idam ariyam, sīlam accantasītalam.“ “たとえ雨をもたらす雲からの涼風であっても、金檀木であっても…
“Na gangā yamunā cāpi, sarabhū vā sarasvatī, Ninnagā vāciravatī, mahū vāpi mahānadi. Sakkunnanti visodhetum, tam malam idha pāninam, Visodhayati sattānam, yam ve sīlajalam malam.“ “ガンガー河、ヤムナー河(注1)、サラブー河(注2)、サラワティー…
【持戒の功徳】 “Sāsane kalaputtānam, patitthā natthi yam vinā. Ānisamsaparicchedam, tassa sīlassa ko vade.“ 。。。。。。。。。。 “教法の中にある善男子は、実は、戒を除いて頼りとするものは、何もない。戒徳の量は、誰を以てしても語り尽くせない。“。。…
食マンゴー者帝思長老(TheroAmbakhādakaTissa)は、飢饉の時に、もう少し住みやすい場所へと、行脚した。旅の途中に疲労して体も弱り、これ以上動けない程になったので、一本のマンゴーの木の下で横になった。。。。 その時、多くの熟したマンゴーが、木から…
【戒を守って死んだ比丘】 昔、インドの大道叢林(Mahāvattani)の中に、一群の強盗がいた。彼らは、一人の長老比丘を捕まえて、藤の蔓で縛った。。。 強盗達は、彼らが森林の中に住んでいるのを他人に知られたくなかったので、長老を解放しなかった。。。。。…
“仏陀を敬い、又人に愛される人間はヤクが尻尾を守り、母鳥が卵を守り、母親が独り子を守るが如くに、善く戒律を守らなければならない。“ 総じて、戒子は上にある偈頌の如くに戒律を持守する事に関して、始終策励し気づき省みなければならない。。。。。。。…
【如何にして戒を守るか】 善男子は、父母、兄弟姉妹、眷属を遠く離れ、財産と諸々の持ち物を捨て、家を離れて非家者になるが、これはひとえに生死輪廻から解脱する為である。。 彼らは、始終戒徳を守ることに尽力しなければならない。まさに以下の偈頌の述…
【活命遍浄戒】 比丘が在家者の歓心を買い、在家者に資具の供養を強要する事は、仏陀が厳格に叱責した行為である。上記の行為から遠く離れて、乞食をして生活する事。これを“活命遍浄戒“と言う。比丘は在家者の歓心を買う為に物品を贈ったり、在家者の為に病…
人々が、これは頬、これは唇、これは歯、これは目、これは手、足、胸等と認める事柄は、概念化された認知に属するものである。異なる身体部分を定義する事、又はその美醜、良し悪しを定義する事は、皆、貪着か又は排斥を誘発する。。。 かつて、アヌラーダプ…
色法が眼門を衝撃する時、比丘は、当該の色法を所縁とのみ見做して、分析を加えない様にする。こうすれば、不善心は生起しないし、心は雑染から遠く離れる事ができる。しかし、色法等の所縁か出現した時、心は概念を掴み、取り、微細な分析を加え、結果、雑…
【根律儀戒】 目、耳、鼻、舌、身、意は六根を構成する。色、音、香、味、触、法(心の目標)は六種の外にある所縁(又六塵埃とも言う)である。六塵が六根を衝撃する時、比丘が善法によって、正念を守る事が出来ないのであれば、貪と瞋がすぐに生起する。貪は欲…
【パーティモッカ律儀戒】 《律蔵》の中の、学処と関連する所の戒を、“パーティモッカ律儀戒“と呼ぶ。サーマネラが守らねばならない学処の部分は “サーマネラパーティモッカ律儀戒“ と呼ぶ。具足戒比丘が守らなければならない学処の部分は “具足パーティモッ…
今、自民党が裏金問題でテンヤワンヤです。先般、岸田内閣は裏金議員を処分しましたが、懐に入れたお金500万円以上という線引きが恣意的で、世耕氏の処分も重すぎる…………とか何とか、今後一波乱あるとか、ないとか。。。。。。 水清くして魚住まず。。。。…
【四種の遍浄戒】 “四種の遍浄戒“(パーリ語:catupārisuddhi sīla)は、それぞれ:パーティモツカ律儀(pātimokkhasamvara silā ママ)戒、根律儀戒(indriyasamvara sīla)、資具依止戒(paccayasannissita sīla)、活命遍浄戒(ājīvapārisuddhi sīla)である。この四…
(注2)中国語版は以下に基づいて中訳した。即ち、八種の指定の用具(三衣、鉢、小刀、針、腰帯、濾過用ネット又は坐具)と、四種の選択可能な用具(傘、スリッパ、杖、又は坐具)。
人々は、時々この様に思う。仏陀はすでにこの世にいない。その為、経本の通りに教えたり、修行したりする事が出来ないと。我々は、導師がすでに去ったと思ってはならない。如来は、アーナンダにこの様に言った。 “ tumhākam evamassaーー ‘atītasatthukam pā…
現今、日常のスケジュールと呼ぶものは、スケジュール、時間表の事を言う。時間表を作成して作業時間を順守する習慣を養成する事は、益が非常に大きいし、又、作業忘れを防ぐ事もできる。故に、全ての僧衆は、所在の地域、寺院、周期と環境の基礎の上に立っ…
この本では、この種の日常的なスケジュールは、すべての僧人が、文字通りに実践しなければならない、と言っている訳ではない。単なる参考意見として提供するものである。仏陀の教法の中にある全ての僧衆が、このスケジュールに基づいて行動しなければならな…
“アーナンダ!比丘でも、比丘尼でも、又はウバソクでも、ウバイでも、法随法行に住み、如法に行動するならば、それは皆随法の行者であり、彼は最高の尊厳を以て、如来を恭敬し、尊重し、尊敬し、礼拝し、敬奉するであろう“。。。。。 僧衆が間違いを犯した時…
朝、起きた後、当日に受用する資具を省思する。四護衛禅を修習する。宝経を念称する。慈愛を散布し、かつ、明るくなる前に義務を履行する。《慈経》を毎日2回省思して慈心を育成する。《十法経》を省思する。他人が地獄に落ちるのを防止する為に、その過失を…
仏法を開示する前、責任者は火をつけて、灯を供える。座席を準備し、説法者を招請し、説法者の足を洗い、その後に、順序よく入室、着席する。仏法を心を込めて聞き、護衛経を念称する。導師の為に奉仕、服務する。もし、何か疑問があるならぱ、導師に聞く。…
(注1)当該の偈は、“百象百鳥“という。パーリ語では “Satam hatthī satam assā、satam assatarīrathā ;Satam Kaññāsahassāni, āmukkamanikundalā; Ekassa padavītihārassa, kalam nāgghanti solasim。“ 《相応部・有偈篇・夜叉相応》第8条及び《律蔵・小品…
食事が終わったならば、下座はワッサに基づいて上座の鉢を洗い、導師の為に己の出来る範囲で服務、奉仕をする。。。。。。。。。仏陀と導師に礼拝する。その後に、静かな場所で、頂いた飲食に関して省思し、慈心禅を一時間修習する。読書し、疑問があれば、導師…
比丘は上の省思を完成させた後、手に衣と鉢を持って村に行く。戒師に従い、その後を適切な距離を保ちながら歩く。。。。 指定の場所で衣を着用し、師に従って村に入る。。。。。 比丘が村落に入ったならば、女性、男性、象、馬、車、往来する人々を見ない。…