Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵日記>友が来て

3月7日、幼馴染の友人が、我が陋屋のある由布盆地に遊びに来てくれました(正確には、私への病気見舞い)。

彼女は神戸在住で、最近体調を崩したので、鍼灸師の妹を頼って、長崎の鍼灸院で治療を受けた後、神戸への帰り道、湯布院に寄ってくれたものです。

私がパジェロで、高速バス専用の小さな停留場のある湯布院インターへ彼女を迎えに行き、まずは旧交を温める。

事情通の彼女から、小・中一貫校だったわが母校の、同窓生たちの情報を仕入れる。大概は、<孫が生まれて誰それが祖父になった><誰それも祖母になった>という話が多いけれど、〇〇さんが亡くなった、△△さんも・・・という話も多くて、人はこうやって老い、こうやって亡くなっていくのかと思うと、ちょっと物悲しい気持ちになりました(勿論、若くして夭逝している旧友もいて、それはそれで心が痛みます)。

二日目午前、パジェロで盆地を半周し、観光客相手の高級レストランではなく、庶民派の<おっかさん食堂>で鳥天定食を頂き、午後は家に戻ってちょっと昼寝して、そこは女性特有のウルトラ・テクニック、昼寝中の眠気マナコ状態でもおしゃべりは続き・・・、かくて私の情報量は飛躍的に増えていく・・・(笑)。

「どこか遠くの(共同)温泉でも行く?」と聞いたら「イヤ、貴女の家の近くの、あの温泉がいい」と言い張るので、肩にタオルをひっかけただけの恰好で夜道をテクテク、<加勢の湯>で、まったり熟女二人「いい湯だなぁ」(笑)

翌三日目、午前のバスで博多駅に出る彼女をバスセンターに見送った後、私は家に戻って彼女に頂いたお土産、一つは神戸の洋菓子、一つは長崎の干物、それになぜか富山のえびせんべい(これがおいしいのだ!)を、味見と称してつまみ食い・・・。

友がいなくなった午後の居間で薪ストーブを焚きながら、図書館から借りてきた大分の情報誌「セーノ」をパラパラめくり、「今度別府に行った時、ここでランチしてみようかな」「蒲江の海鮮丼、むっちゃおいしそうだけど、海鮮食べに行くだけで、2時間も運転ようせんしなぁ」と悩みつつ、今はもう手術の後のお腹の痛みもなくなったことだし、これでようやく、何もない<日常>に戻れそうな気がします。