Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵日記>オハナの絆

我が家の愛犬<オハナ>(ハワイ語で家族と言う意味)は、佐賀の

山の中で流浪していたのを、登山者が発見して保健所に連れて行かれ、

殺処分寸前に助け出された、雄のペキニーズ

この子が我が家に来て二年とちょっと。愛犬家の姉から「捨て犬は

人間不信に陥っているから、一年間は叱らないように」と言われていて、

それを忠実に守ってきました。

一年目たった頃から、少し気持ちが通じるようになったので、危な

い事をした時などは「コラッ」といって、コツンと頭をかるく叩く

こともありましたが、<お母ちゃんは僕を虐めない><お母ちゃん

は僕の餌を横取りしない>などの事が分かったのか、最近とても

お利口さんになってきた(唸らない、噛まないなど)。

昨日、オハナをお風呂にいれた後、バスタオルで拭いてあげようと

しても逃げまくるので、自然乾燥しようと日の当たる庭に出して、

ブラッシングをしてあげたら、彼は昂然と胸を上げて、にっこり

と笑った。「お母ちゃん、お風呂に入れてくれてありがとう」

「僕、綺麗でしょ?」な感じで、自慢の白い毛が清潔になった事

と、ペキニーズらしい威厳が戻った事に満足したかように、

私の目を見ながら、何度も何度もニカーッと笑う。

犬という動物は、並の人間より、暖かい心を持っていて、恩を知って

おり、私に絆の大切さを教えてくれているようだ。