Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵日記>わがままなヴァイオリン

先日、図書館で楽譜本を借りてきてから、ヴァイオリン、

以前より色々な曲を弾けるようになりました。運指が簡単

な曲(北国の春星影のワルツ等)、反対に、簡単そうにみえる

童謡でも、いやに運指が難しいヤツ(これ敬遠~笑)などがあって、

おもしろい。

最近思うのだけれど、ヴァイオリンにも機嫌のよい日と悪い日が

あるのではないか?という事。

とても簡単な曲なのに、綺麗に響いてくれなくて、「もう今日は

ヤメ!」となる日もあれば、難しい曲でも(運指は下手ながら)音

がとてもきれいに響く日、。

こんな日は、ヴァイオリンも機縁がいいに違いない(今朝弾いた

<コンドルは飛んでいく>は、綺麗に響いて、大空を舞うコンドル

になれたよ)。

謡曲、特に昭和の時代の歌謡曲で、メロディーのいいのがあり

ますが、どうも恋愛の歌詞のついているのは<飽きます>ね。

やはり何かが足りない、なんだか浅い感じ。

別にクラシック党という訳ではないけれど、時代を超えて残った曲

と言うのは、その曲が訴えている事柄に、普遍性があるのでしょう

(歌詞がない分、自由に想像できるし・・・)。

そういうと、日本の<謡曲>というのも、時代を超えて残っていて、

私は、謡曲、全然飽きない、ですね。

文言と節回しが異常なほど(笑)絶妙に、しっくりマッチしていて、

人間の潜在意識に訴えかけ、心の琴線に触れる。こういうタイプの

芸術は<永遠に不滅>ですね。観阿弥・世阿弥親子は天才だと思います。

わがままなヴァイオリンに振り回されている、わがままなヴァイオリン

の持ち主の、わがままな意見、でした(苦)。