4、無貪
無貪は清涼であるーー
貪欲の思いは捨てよう。
我々は、貪欲(行き過ぎた欲望)によって、元々、小さな
出来事であったのが、大事になってしまうことが、往々に
してある。
あなたの心に貪欲がない時、あなたは清涼を感じる。
我々は不正の財を得て、悪事がばれるのを恐れ、緊張する
毎日を送っているとしたら、どれほど苦しいだろうか?
少しばかりのお金を得て、却って無限のストレスを感じる。
私なら、決してこのような愚かな行為はしない。
(不正の)お金など欲しくない。ただ、心安らかに、
楽しく日々を過ごしたい。
ほとんどの人々は、間違った日々を、送っている。
小さな利益のために、長時間のストレスと緊張を
強いられ、昼間心休まらず、夜は悪夢にうなされ、
まったくもって引き合わない。
自己に属するものなら堂々と受け取り、自己に属さ
ないものは、びた一文受け取らない(という生き方
がよい)。(つづく)
(台湾高雄文殊講堂 慧律法師著
翻訳文責 Pañña-adhika sayalay)