「生活の中の縁起」(原題「生活中的縁起」)
(台湾香光尼僧集団翻訳グループによる前言大意)・・・
《仏教の全体像を知るためには、南伝仏教は非常に重要である。
台湾は現在、仏教活動が非常に活発であるけれども、南伝仏教
の内に保たれれている原始的な教義、制度と修行方法、利他の
菩提心と菩薩行、煩悩の止息を通して実践する自利修道などは、
仏教徒であれば永遠に努力せねばならない課題である。
ならない・・・。
「大自然に仏法を学ぶ」
ブッダダーサ尊者の一生は、正確でかつ理性的な仏法を
宣揚することにあった。
仏教が2000年余の間(各地に)伝わる内に紛れ込んだ
外道思想と、迷信的な色彩を取り除く事に、力を注いだ。
彼はパーリ三蔵(特に経蔵)を深く研究して、それらに
精通していたが、仏教理論と哲学の研究には興味がなかった。
そして、いかに生命を、真理と平和の中に安定させるかに
心を砕き、故にたゆまず弘法を実践し、人類が生命を掌握
し、我執を手放し、貪欲、怒り、痴(無知)を
止息させるよう呼びかけた。
こうすれば、死後を待つのでなく、今生において、
涅槃を証する事ができるからである。
(つづく)
(台湾香光尼僧集団翻訳グループ~タイ語→中国語翻訳)
(「生活中的縁起」中国語→日本語翻訳 Pañña-adhika sayalay)