Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵のひとやすみ~避難所暮らし>ー1

今回の熊本地震にて、被災しました。

当方、大分県由布院在住。

16日未明(1:30頃)、大きな揺れで飛び起きて、急いで1Fへ。

出口確保の為、玄関と掃出し窓を開け放ち、靴を履いて、

オハナ(ペキニーズ)を抱き、様子をみていると、いきなり停電。

外は、ゴーッ、ドッドッ、という地鳴りの音と、パチパチパチッと

電気がショートする音、五分ごと、轟音と共に、家が揺れる。

震えているオナハを抱いて「夜が明けたら、どこへ逃げようか」

と思案している中、近所の方が来て「公民館に」と誘導して

くれました。

20日からは、昼間は家にいて、夕方になると、正式の避難所で

ある小学校に行って、寝ています。女性の一人暮らしで、

夜中に地鳴りが聞こえ、家が揺れると、相当怖いです。

今回の地震で、「死ぬべき時は死ぬがよろしい」といった

心境になる事は、まだまだできませんでしたが、心を強く

持って、気持ちや思考が、負のスパイラルに落ち込まない

ように、それだけ気を付けました。

「どのような事も<心>が先導する」(仏陀)。

これを機会に「五蘊は空」をもう一度かみしめ、避難所では、

気ままを避け、届けられる善意(食事、お菓子、物資

差し入れ)に感謝し、他者を思いやりながら、

生活したいものだと思っています。

最後になりましたが、熊本で被災し、亡くなられた方々に、

哀悼の意を表します。Pañña-adhika sayalay