四禅~~
安般念(略)~
(「智慧の光」(菩提樹文庫HP所蔵)参照の事)。
三種の禅相~
もし、あなたが鼻孔の周囲にぴったりと張り付いた禅相に、一時間以上
専注することができるようなら、あなたの定力は上昇し、禅相もまた
徐々に変化する。
通常、(+禅相の発現の)始まりの段階では、禅相は灰色である:
これすなわち、遍作相または預作相(parikamma-nimitta)と言う。
当該の禅相への専注力が更に強化された時、それは綿花の如く白くなる:
これすなわち、取相(uggaha-nimitta)である。
あなたは、引き続きこの禅相に専注しなければならない。
このようにして、更に定力が増した時、それは明けの明星のように清らかに
光輝くようになる:これが似相(paṭibhāga-nimitta)である。
もし、あなたがこの禅相に一時間以上または二時間ほど専注し続ける事が
できるならば、久しからず、近行定(upacāra-samādhi)または
安止定(appanā-samādhi)を証する事が出来る。
安止定とは、すなわち、ジャーナ(jhāna)である。
(+ )訳者(つづく)
(<パオ・セヤドー講述「菩提資糧」>(1999年版)
中国語版→日本語 翻訳文責Pañña-adhika sayalay)