Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)-26

内空と外空~

「然後、他向内観照空。当他向内観照空時、其心不能向内入住

於空、不能獲得信心、穏定与勝解。如是、他如此覚知:

『当我向内観照空時、我的心不能向内入住於空、不能獲得信心、

穏定与勝解。』如此他対該(過程)擁有完全的明覚。

他向外観照空・・・他向内外観照空・・・他観照不動・・・

当他観照不動(anañja)時、其心不能入住於不動、不能獲得信心、

穏定与勝解。如是、他如此覚知:『当我観照不動時、我的心不能

入住於不動、不能獲得信心、穏定与勝解。』如此他対該(過程)

擁有完全的明覚。」

不動~

不動(anañja)とは何か?

この単語は、空無辺処等の四無色禅を指している。彼はその中の

一つの不動無色禅を観照し、決意する:「私は双方解脱者

(ubhato-bhāga-vimutto)になろう」、すなわち、八定のすべてと、

阿羅漢果の両方を証した人の事である。

彼が四無色定を証した時、彼はすでに色界から解脱している。

彼がある一つの不動無色禅を無常・苦・無我として観照する時に、

もし阿羅漢果を証したならば、彼は一切の名法から解脱した、

と言える。

故に、この種の人を名と色の双方解脱者と呼ぶ。

しかしながら、この経の中においては、彼は未だこのようには

(+修行が)成功していないので、仏陀は、以下のような方法を

教示した。(+ )訳者。(つづく)

(<パオ・セヤドー講述「菩提資糧」>(1999年版)

中国語版→日本語 翻訳文責Pañña-adhika sayalay)