Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)-32

<談死人>は、すでに亡くなった親戚の話をする事。この定義の中には、

生きている親戚も含む。

<談瑣砕事>は、上述の色々な例に含まない、まったく意味のない会話。

<談世界的起源>とは、「世間論者」、詭弁家の言論、及び「世界は

誰が造ったのか?それは誰それが造ったのだ」、「烏は白い、というのも、

烏の骨は白いから」または「鶴は赤い。というのも、その血は赤いから」

などの会話。

ここで言う、世間論者とは、宇宙に関して憶測するのが好きな哲学者の事。

<談海的起源>とは、何らの意義もなく、以下のように海の起源について

論じる事:「どうして、海は海(samudda)と言うのか?それは海洋神

(sāgara)が掘って作ったから;彼は手形でもって海に印(mudda)を

なした為、『海は私によって掘られたのだ』、ゆえに海は海(samudda)

という」などという話をする事。(つづく)

(<パオ・セヤドー講述「菩提資糧」>(1999年版)

中国語版→日本語 翻訳文責Pañña-adhika sayalay)