Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)-33

<談事情是否是如此>は、ある種の、全く意義のない原因を持ち

出して、未来は存在するか、または未来は存在しないか、

と論ずる事。

ここで言う「存在」または「有」は永恒を意味し、「不存在」

または「無有」は、壊滅を意味する:「存在」は増長、発展で、

「不存在」は減損、破滅である;「存在」は欲楽で、「不存在」は

自己への自虐的苦行を指す。この六種類の<談事情是否是如此>   

の言論を加えて、「獣語」は合計で32種類ある。

これらの獣語は、止観が未だ熟していないか、または脆弱な禅修行者

にとっては、非常に危険なものである。それは、禅修行者をして、雑念

に絡め捕られるようにさせるからである。故に、あなたは「禅の修行の

期間中、私は絶対にこのような話をしない」と決意しなければならない。

仏陀がこの32種類の獣語に触れるのは、七つの適当法(=適切な方法)

の説明をしたいためである。それは、もし、比丘の止観が未熟でまた

脆弱である時、それらを保護する為、七種類の適当法が必要になって

くるからである。

1)住居(適切な、禅修行に向く住居)

2)去処(托鉢に出向くのに適切な村、町)

3)言論(10種類の適切な言論)

4)人(善友または良き師)

5)適切な食物

6)適切な気候

7)適切な姿勢。(= )訳者。(つづく)

(<パオ・セヤドー講述「菩提資糧」>(1999年版)

中国語版→日本語 翻訳文責Pañña-adhika sayalay)