wong0110's diary

中国語で書かれた仏教書を日本語に翻訳して公開。+日常の心模様の独り言。

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)-108

二、持戒波羅蜜

持戒波羅蜜についていえば、それは大悲心と方法善巧智(=方便)

を基礎とした、善なる身と口における業である。

《論蔵》の定義によると、持戒とは「離心所」と、まさに今善を行おうと

している所の「思心所」である。

その特徴は、身と口が悪い事をしないようにし、それらが善を行うように

する事である。

それのもう一つ別の特徴は、すべての善業の基礎となるという事である。

その作用は、道徳的な堕落を防止し、また、道徳的に瑕疵なきこと、

(+人に)批判されないという、完全なる道徳を獲得する事を

支援する、である。

その結果は、身と語の清浄である。

近因は悪を恥じる(慙)と、悪を恐れる(愧)である。

持戒波羅蜜は、以下のように省察するべきである:

「戒律は、甘露の法水であり、ガンジス河の水を浄化できるだけでなく、

洗い落とせない内心の煩悩を清める事ができる。

戒律は良薬であり、檀香木等を医することができるだけでなく、

貪欲で燃える火を消すことができる。

それは智者の荘厳であり、凡夫の首飾り、王冠、耳飾りなどの装飾品と

は異なる。それは一種の天然の香りであり、四方に広がり、いかなる

状況にもおいても適応する;それは吸引力を持つ卓越した呪文であり、

王室と婆羅門などの貴族、天神や梵天の、尊敬と礼拝を得る事ができる。

それは諸々の天界に通じる階段である。それはジャーナと神通を

修するための方便であり、涅槃城へ通じる大道であり、また、仏、

辟支仏(paccekabuddha)、阿羅漢の、三種類の悟りの基礎に

なるものである。

それは、持戒者のすべての願望を実現することができるため、

宝石や宝樹を(+手に入れたいと)願うより、(+持戒波羅蜜

を実践する方が)より優れている。

(+ )(= )訳者。(つづく)

(<パオ・セヤドー講述「菩提資糧」>(1999年版)

中国語版→日本語 翻訳文責Pañña-adhika sayalay)