Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。 コメント欄はどなたも利用OKですが、リトリートに入っている時は回答致しません。

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)-140

菩薩が、これらの粗野な子供たちに出会った時、

彼は思った:

「今、私は、捨波羅蜜を成就するための助けとなる、

とてもよいものに出会った。」

そのため、彼はその村に残った。

子供たちは、彼を見つけると、傍に来て彼を愚弄した。

彼は、虐めに我慢できない上に、子供たちを恐れている

振りをして、逃げ回った。

しかし、彼がどこへ逃げて行っても、子供たちは

どこまでも着いてきた。

菩薩が墓地に来た時、彼は思った:

「ここならば、子供たちが悪事を働くのを止める人

はいない。今、私に、高等な捨波羅蜜を成就する時がきた。」

そう思った彼は、墓地に入り込み、髑髏を枕にして眠った。

いたずらができると思った愚かな子供たちは、色々な方法を

用いて、菩薩を侮辱し、彼に唾などを吐きかけた後、

立ち去った。

このように、子供たちは毎日、菩薩をいじめに来た。

これら悪童子のいじめを見ていた何人かの智者は、

彼らに悪事をやめさせようとした。

彼らは思った:

「この方は、大神力を持つ梵行沙門に違いない。」

そして、彼らは最高の敬意でもって、菩薩を礼拝した。

これら愚昧な子供達と、これら智者に関して、菩薩は、

いつも同じ態度で接した。

彼は、彼を敬う後者を喜ばなかったし、彼を侮辱する

前者を嫌う事もなかった。

彼は、両者に対して、喜ばない、怒らないという中捨の

態度を守った。

彼はこのようにして、捨波羅蜜を修習した。

慈と同じく、捨もまた、40種類の止禅の内の一つであり、

10波羅蜜の一つでもある。

もし、あなたが真剣に、捨波羅蜜を修習したいのであれば、

あなたは、段階を追って、慈心観、悲心観と、喜心観を

修習して、第三禅にまで到達しなければならない。

第三禅から出てきた後、捨を修習し、無量の世界における

衆生を目標に取り、捨心第四禅を証悟するまで、

修行しなければならない。

あなた方は、行捨智を証悟するまで、観禅も修習

しなければならないが、(+私が説明した上記は)

あなた方が成就しなければならない、最も上等の

捨波羅蜜である。

今夜、私の話はここまでにします。

菩薩道を修したいと願う人は、一日も早く、

授記を受けた菩薩になれるよう、祈願します。

涅槃を証したいと願う人は、一日も早く、

最終目標に到達するよう、祈願します。

(= )(+ )訳者。(つづく)

(<パオ・セヤドー講述「菩提資糧」>(1999年版)

中国語版→日本語 翻訳文責Pañña-adhika sayalay)