Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)-163

波羅蜜を円満成就するには、どれほどの

時間がかかるのか?

「波羅蜜を円満成就するには、どれほどの

時間がかかるのか?」という疑問に関して、

その答えは:

波羅蜜を円満成就する最短期間は、

阿僧祇と10万大劫である:

中等の期間は8阿僧祇と10万大劫、

最長の期間は16阿僧祇と10万大劫である。

以上の期間は、授記を受けて菩薩になった後、

計算し始めるもの。

決まった期間内で諸々の波羅蜜を

修習したときにだけ、波羅蜜は円満成就

することができ、その後に、仏になること

ができる。

三種類の異なった期限は、三種類の菩薩と

関係がある。すなわち、慧者菩薩、信者菩薩

と精進菩薩である。

慧者菩薩は、4阿僧祇と10万大劫の時間

を使って波羅蜜を円満させるが、信者菩薩は

阿僧祇と10万大劫、精進菩薩は

16阿僧祇と10万大劫必要である。

「彼らは皆、同じ菩薩なのに、どうして

三種類の、波羅蜜を円満するための、

異なる期限があるのか?」という問いに

対して、その答えは:

慧者菩薩は、信が弱く慧が強い。

信者菩薩は、信が強くて、慧は中等である。

精進菩薩は慧が弱い。

正等正覚は、慧の力で証悟するものである。

そのため、慧が強ければ、証悟するのは速い。

反対に慧が弱いと、証悟は遅くなる。

智慧の強弱の差異が、波羅蜜を円満成就

する期間を決定するのである。

(+ )(= )訳者。(つづく)

★誤字脱字を発見された方は、当コメント欄にてご一報頂くか、または<菩提樹文庫>まで。ご協力、よろしくお願いいたします。

<パオ・セヤドー講述「菩提資糧」1999年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>