Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。

ブッダダーサ尊者著「無我」(翻訳文)ー15

仏教は、「無我」の教え故に、その他の宗教

を超越する~

究極的な意義から言えば、すべての宗教は、

同じ目的ーー永恒の安楽を目標としている。

そうではあっても、我々は依然として、

以下の問題を考えてみる必要がある。

なぜ、ある種の宗教は、比較的高次である

と考えられ、ある種の宗教は、比較的低次

だと考えられているのか?

そして、あるものは比較的深く、あるものは、

比較的浅いのか?

その答えは、各々の宗教の創始者の、

永恒の安楽に対する境地への理解と体験が

異なるが故である。

たとえば、キリスト教イスラム教でいう

ところの永恒の安楽は、天帝(=神、

ヤハウェ)の天堂(=天国)であり、

しかし《奥義書》時代の婆羅門は

「最高自我」(paramātman)、または

その他の人々のいう「梵」(Brahma)

(+が永恒の安楽)であった;

仏教は、それは涅槃であると言い、

または、人々の心の中で、完全に「自我」、

梵、上帝、天堂などに執着しないこと、

または、それらを「自我」とみなして、

何らかの対象と合一しようとしないこと、

とした。

(+ )(= )訳者。(つづく)

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ブッダダーサ尊者著「無我」中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>