Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

ブッダダーサ尊者著「無我」(翻訳文)ー71

《バガヴァット・ギーター》の中の「自我」~

インド哲学の中の、この種の「究極的な自我」

の観念は、《バガヴァット・ギーター》という

経典の中に、容易に見つけ出すことができる

し、また、最も人々に知れらてもいる。

《バガヴァット・ギーター》の中の「自我」

は、最高の境地を主張しない宗派以外、

それはほぼ、完全にインド哲学の重要な宗派

(+のもの)と同じである(注意して

頂きたいのは、ある種のインド教(=ヒンズ

ー教、以下同様)の宗派は、「究極的な自我」

を主張しない。ややこしいのは、我々は、

これらの異なる宗派も、「インド教」と

呼びならわしていることである)。

ここで言う所の「自我」は、不生不滅、永恒

不変なもので、また誰かが創造したものでも

ない。

彼らは、人々に肉体、心霊及びすべての俗世的

な事物を放棄した後、この境地を「自我」

として執取せよ、と教え導く。

この観念は、人々を頗る鼓舞し、または人々を

激励することができる。

というのも、彼らが執取する所の新しい

「自我」は、古い「自我」よりさらに価値が

あり、真実味があり、また(人から聞いた

所では、ヒトラーの)兵士たちにも有効で

あった。

本書は、非常にはっきりと、「自我」または

「真正なる自我」とは何かを解説しており、

私は、我々の言語で解説するよりは、

(+その内実を)更に明確化できると思い、

その中のいくつかの章を採録して、

検討したいと思う。

ただし、もし採録するには文章が長すぎる

時、そして、注釈が必要な時、私は注釈を

加えたいと思う;

特に重要だと思える教理については、興味の

ある読者の方々に、更に深く検討していただ

けるよう、私は元々のサンスクリット

紹介したいと考える。

以下は、《バガヴァット・ギーター》の中

で、「自我」の特徴を説明する、いくつか

詩文である。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ

(つづく)

★誤字脱字を発見された方は、当コメント欄

にてご一報頂くか、または<菩提樹文庫>まで。

ご協力、よろしくお願いいたします。

ブッダダーサ尊者著「無我」中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>