Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)-174

問1-9:釈迦牟尼仏はかつて、阿羅漢たちに授記

をしている:(+その阿羅漢たちは)幾劫の

後に、どこかの地において仏になるでしょう。

しかし、阿羅漢はすでに煩悩を断滅していて、

後有を受けないため、この期間の寿命が尽きる

のを待って、般涅槃に入ります。仏陀の授記が

原因で、次の生において人間に生まれる、

ということはありませんか?

というのも、彼らの心中には煩悩、愛着がない

ので、衆生に心身、財物を布施、捨することが

できるからです。

もろもろの波羅蜜が熟した時まで待って、菩薩

から仏に成る(+のではないですか?)。

そうでないならば、どのように解脱するので

しようか?

答1-9:南伝仏教の中では、阿羅漢が仏陀から

授記を受けて、未来において、仏になるという

記載は、ない。

一つ有名な話がある。

多くの阿羅漢が、阿羅漢果を聖悟した時に仏陀

に以下のように報告する:

「我生已滅、梵行已立、当作已弁、不須更作。」

この言葉の中から、我々は阿羅漢の死後、再び

生まれ変わることはないことが、はっきりと

わかる。

仏陀も同様に、死後、再び生まれ変わることは

ない。そうでなければ、彼らは嘘をついたこと

になる。しかし、仏陀と阿羅漢は嘘をついては

ならない存在で、彼らが上記の事を言うのは、

彼らがすでに生命への執着を含む、すべての

煩悩を断じ去っているからである。

彼らは、すでに、未来の生死を造り出すすべて

の業力を打ちこわしており、彼らは二度と再び

生死輪廻することはない。

これは固定的な法則である。

ゆえに、南伝仏教に基づけば、仏陀を含む

すべての阿羅漢は、二度と再びどこかに

生まれ変わるということは、ない。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ

(つづく)

★誤字脱字を発見された方は、当コメント欄

にてご一報頂くか、または<菩提樹文庫>まで。

ご協力、よろしくお願いいたします。

<パオ・セヤドー講述「菩提資糧」1999年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>