Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵のひとやすみ~原発なくなれ

 今朝のヤフーのニュースに、福島の地震原発事故を原因とする<仮設入居今なお9万人>とありました。

9万人・・・、今年4月の熊本・大分地震で、私自身も(少々)被災し、公民館や学校体育館の避難所等を渡り歩きましたけれど、同じ場所に100人くらい集まって生活すると、ストレスがすごいです。なのに、9万人って。

もちろん、各地の仮設住宅に分散して生活しているのでしょうが、心が晴れる日はないでしょう。

それでも、鹿児島の川内原発は始動開始。

民意はどこに行ったのでしょうか?

また別のニュースによると、川内が始動する前の5年間は、原発0で、それでも東京・大阪に停電はなかったそうです。

電気が足りないと経済が停滞するって、それ本当ですか?

経済が停滞したら、本当に怖いですか?(経済の、ニセの膨張~バブルの方が、本質的に、怖いのではないですか?)

私は、通訳のため(中国からの視察団に随行して)女川原発の内部に入ったことがありますが、科学音痴の私でも、「こんなことをしていたら、いつか大きな事故になる」と思ったものです。

ほとんどの作業を下請けに丸投げにしているのですよね、中国の方が「この施設の安全基準は?」と尋ねたら職員は言葉を濁して「下請けの人呼んできますので、暫くお待ちを」って。

私はびっくりして、何をどう通訳していいのか、暫く言葉がでませんでした。

20年前の体験ですが、私はその時「ああ、これはダメだな」と思ったものです。

原発、なくなれ(千歩譲って、原発自体が500%安全になっても、燃料棒の最終処理ができないって、致命的ではないですか?私は燃料棒冷却プールも直に見ましたけど・・・怖いです)。