Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

「修心与神通」(翻訳文)~13-2★

(2)軽安が得られない:

これは、欲界世界の色とりどりの六塵、五毒、財、色、名、食、睡眠の習慣に執着・愛着し、そこにつかまって、そこから逃げられないでいる、という事を意味する。

そういうことから、人々は、軽安になることができない。

または、定の修行中、生理的に気の流動を感じ取り、それを導き、その結果、最初はそれが効果的があるように思えたものが、ある一定程度の時間がたってみると、いじくればいじくるほど閉塞して、恐怖感がますます増し、混乱が増す。

こうしてもだめ、ああしてもだめ、こういう状況では、軽安になれるはずがない。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(13-3につづく)。

訳者コメント:中華文化圏においては、気学が一般庶民の常識として普及しているため、上記の事柄に関心がある者が多く、座禅・瞑想すると、気脈に関する問題が出現するようである。

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<陳居士「修心与神通」中国語→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>