wong0110's diary

中国語で書かれた仏教書を日本語に翻訳して公開。+日常の心模様の独り言。

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)~186-2

彼が仏陀に言われた通りに、布を何度かこすると、布は汚れ始めた。彼は引き続きこすり続けて、そのため、布は増々汚れていき、雑巾のようになった。

彼の智慧が、熟する時が来た。

消失と壊滅の法則が彼の心の中で生起し、彼は内心で思惟した:

「この布は、元々は、白くて清潔だった。ただ、私の身体との接触によって、今はすでに汚れきっている。私の心もこの布のように、干渉を受けない内、元々の心は、潔白で清浄なものであったが、しかし、貪欲、瞋恚、痴(=無知)等の不善心所に接触する事によって、私の心は汚れてしまったのだ」。

このように己自身を思惟した後、彼は更に進んで定力を育成し、四種類の色界禅を証悟した。

これらのジャーナを基礎にして、彼は観禅に向けて努力を重ね、最後に阿羅漢果を証悟し、同時に四無碍解智及び六神通を獲得した。

チューラパンダカ尊者の物語から、我々は:

愚かな人、愚鈍な人は、殊勝な成就を獲得することができない、などと思うべきではないことが分かる。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(つづく)

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<パオ・セヤドー講述「菩提資糧」1999年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>