wong0110's diary

中国語で書かれた仏教書(主にテーラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。+日常の心模様の独り言<是誰庵のひとやすみ>。

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)~211-4

ここで、私は《愚人と智者経》の摘要を話して、愚人はどのように己を壊滅に向かわせるか、智者はどのようにして、己の心を高めるかを説明したい。

「比丘たちよ。愚人の特徴、愚人の相、愚人の本質は三つある。どのような三つか?

愚人は悪念を思惟し、悪語を言い、悪業をなす人である。もし、愚人がこのようでなければ、智者は如何にして:『この人は愚人である。真正なる人間ではない』ということが分かるであろうか?愚人は悪念を思惟し、悪語を言い、悪業をなす人であるから、智者は知ることができる:『この人は愚人である。真正な人間ではない』と」。

その後、仏陀は比丘たちに言った。

殺生、偸盗、邪淫、妄語及び飲酒、麻酔品を服用する愚人は、今世において三種類の苦痛に見舞われる:

一、他人が集まって何かの討論をしているとき、他人が自分の悪事を話しているのだと思う。

二、犯人が王の命令に従って、種々の刑罰に苛まれる時、同類の悪罪を犯した愚人は、恐れる。三、椅子、ベッド、または地上で休息しているとき、彼は過去に行った悪業によって覆い尽くされ、このように思う:「私はよいことをしたことがない。善業をなしたことがない。己のために苦痛を防止する保護所を打ち立ててもいない。私は悪業をなした。残忍なことをした。邪悪なことをした。死んだあと、私は私はよいことをしたことがない、善業をなしたことがない、己のために苦痛を防止する保護所を打ち立ててもいない、残忍なことをした、邪悪なことをした人の行く所へ行かねばならない」。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(つづく)

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<パオ・セヤドー講述「菩提資糧」1999年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>