wong0110's diary

中国語で書かれた仏教書(主にテーラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。+日常の心模様の独り言<是誰庵のひとやすみ>。

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)~212-11

<白遍>

32身分(=32の身体部分)の修習を成功させたならば、あなたは簡単に、白遍を修習することができる。

もし、白遍の修行をするのであれば、まず先にあなたは、再度、安般念の修習をして、第四禅に到達するべきである。

禅定によって生じる光が光り輝き、明るく、光芒が四方に照射される時、あなたは内部の32身分(=32の身体部分)を識別しなければならない;

次に、あなの前方または付近にいる衆生の外部の32身分を識別する

その後に外部の32身分の中の骨格を識別する。

もし、その骨格を好もしくないものとして観察したいのであれば、そのようにしてもよい;

もし、それを好ましくないものとして観察したくないのであれば、それをただの骨格として、観察してもよい。

その後に、骨格の最も白い部分の一か所を目標に取る;

もし、この骨格全体が白いとき、骨格全体を対象にしてもよい;

また頭蓋骨の後部の白い色を目標としてもよく、その白い色に専注して:「白、白」と言う。

外部の骨格の白い色を目標とすると決めた後(特に頭蓋骨の白い色に専注する時)、あなたは、平静なる心を保持して、その白い色を目標として専注しなければならない。

一回につき、一時間または二時間、続ける事。

安般念第四禅の定力の援助と支えの下、あなたの心は、白い色を目標として、平静に専注することができるであろう。

あなたが白い色に、一時間または二時間専注することができるようになったならば、あなたは骨格の相が消失して、ただ白い色の円形が残っているだけだということに、気が付くであろう。

白色をなす円形が、綿のように白いとき、これを取相(hggaha-nimitta)という;

それが明るく輝くようになって、明けの明星のようにたったならば、それを似相(paṭibhāga-nmitta)と言う;

取相が出現する前の、骨格の白い相を、遍作相(parikamma-nimitta)と言う。

(+白い色が)白さを増して発光する時、特に、それが清浄で透明である時、これは似相である。引き続き専注を続けて、初禅に入る(+ようにする)。

しかし、あなたは現状では、定力は十分には安定しておらず、長時間、持続できない事を発見するであろう。

定力を安定させ、定力の持続する時間を長くするためには、禅相の拡大は非常に重要である。

このことを達成するには、あなたはまず、白色の似相に専注して、この似相に一時間または二時間専注できるまでに、定力を育成しなければならない。

その後に、あなたは、白い円形を一度に何インチか広げる決心をする。このようにすれば、あなたは、禅相の直径を一ヤード、その後に2ヤード等々と、広げていくことができる。

もし、これに成功するならば、あなたは、徐々に禅相を拡大し続け、あなたの十の方角、限界がないまで広げていく。

この段階に到達すると、どの方角を見ても、ただ白い色の禅相だけが見えるようになる。

この時、内部であろうが、外部であろうが、あなたは、ただ白遍しか見えないようになり、その他の物質の、髪の毛一本ほどの痕跡も見えなくなる。

あなたは、平静な心で白遍に専注し続けるべきである。

白遍が安定したならば、あなたはあなたの心を白遍のどこか一か所に安定して置き、かつ引き続きそれを「白、白」と注意しつづける。

あなたの心が平静で、安定している時、白遍もまた静止して安定する。

白遍は非常に潔白、明るく、清浄になるが、これもまた似相であり、それは、もともとの白遍似相を拡大した後に、生じたものである。

あなたは、白遍第四禅を証悟するまで、引き続き修行しなければならないし、各禅の五自在も修習しなければならない。

あなたの希望に従って、あなたは、その他の遍を、第四禅まで修行することもできる。

また、遍禅を基礎にして、四無色禅の修行をすることもできる。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(212-12につづく)

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<パオ・セヤドー講述「菩提資糧」1999年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>