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wong0110's diary

中国語で書かれた仏教書を日本語に翻訳して公開。+日常の心模様の独り言。

是誰庵のひとやすみ~今更聞けないテーラワーダ(7)

<森林寺院の一日>

私は30歳を過ぎたころからタイ(後にビルマでも)で仏教を学び、少しではありますが、修行もしました。

この両方の国で、私は、森林寺院にお世話になりました(何の偶然か、タイではビルマ国境近くのスナンタ森林寺院にお世話になり、ビルマではタイ国境近くのパオ森林寺院にお世話になりました。直線距離で言うと、一山越えただけの、<目と鼻の先>なのでした)。

まずここでは、一番記憶に新しいビルマのモービー僧院(パオ森林寺院のヤンゴン分院)での一日をご紹介します(タイの森林寺院も、ほぼ似たようなものです)。

朝は4:00に起床の鐘が鳴ります。

身支度をして4:30に座禅堂に向かいます。

三々五々人が集まってきますから、あらかじめ指定されている座席に座蒲を敷き、蚊よけネットを張ります。そして、その中で、坐禅・瞑想をします(私の場合は、安般念です)。

一時間座禅した後、朝のチャンティング(読経)。

その後、女性たちは食堂へ行って、まずは食堂の掃除です。掃除が終わると、カーペットに座って僧侶たちが来るのを待ちます(僧侶たちは座禅堂の掃除をしてから来る)。

僧侶が揃い、sayalayもほぼそろった時点で、托鉢が始まります。

モービー僧院には台所があり、食事はそこで作られて、食堂に運ばれてきます。

比丘の、先に出家した人から順に(臘年と言って、出家した年数の長い比丘が先頭になります。実年齢・地位・役職は関係ありません)、お料理の並んでいる台の前へ進んで、鉢の中に食べ物を入れてもらいます。欲しくない食べ物の前に来た時は、鉢についている蓋で鉢を覆います。そうすれば、嫌いな物を、無理やり入れられる、ということはありません。モービーでは、托鉢が済むと自分のクティへ戻って、一人で食事をします(台湾のパオでは、外の広場で院内托鉢をして、全員そろって、食堂で食べます。クティで物を食べてはいけないと言われます)。

昔は、甘い物も辛い物も、汁物も全部、同じ鉢に受けたそうですが、今は、コーヒーとスープは小さなカップに、別々に入れてもらうこともできます(ただ、修行者は、食べ物を味わって「これ、おいしいな」「これ、まずいな」というのはダメなので、鉢の中で甘い物、辛い物、スープ、コーヒーが混ざってしまっても、黙々と食すべし・・・なのだそうです~私はまだまだできないなぁ、

混ぜご飯はビビン・パが限界~苦笑)。

朝食が済むと、クティの掃除をしたり、もう一度座禅堂で座禅したりしている内に、すぐ11時の鐘がなります。

そうすると、昼食の托鉢です。

昼食が済むと、ビルマは暑いので、シャワーを浴び、昼寝をします。

1時半、鐘が鳴るので、座禅堂に行って座禅。ここから午後8時までは、一に座禅、二に座禅、三四がなくて、五に座禅。座禅の合間に、外国人は一日置きに、インタビューがあります(禅宗の一炷は45分ですが、パオは一時間半です)

夕方、食堂の前に冷えたジュース、コーラーが出されるので、一服します(タイでは、出家者は、午後、チョコレート、チーズを食してもよいのですが、ビルマはだめなのだそうです)。

夜8時に読経して、9時解散。

クティに戻って開枕(禅用語で、寝る事)。

今日も~♪ 奮闘努力のかいもなく~♪ 

イヤイヤ、やればやっただけ、収穫はあります。

    <には清かに見えねども、

    秋はきにけり そのもみじ葉に>。