Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)~213-1

  <仏教は人類にどのような 

   利益を齎し得るか(三)>

 

今日、私は、どのようにして、四界分別観及び各種の色法の分析から始めて、観禅の修行を行うのか、を説明をする。

禅の修行者にとって、観禅には、二種類の道筋がある。

第一番目の道は、先に止禅(たとえば、安般念)を修行してジャーナに到達し、その後に観禅の修行に進むものである。

二番目の道は、四界分別観によって、専注力を育成して、近行定に到達するようにする。すなわち、ジャーナに到達しないでも、直接、観禅の修行をするものである。

しかしながら、修行者はどの道を歩むにしても、観禅を始める前には、必ず四界分別観を修行しなければならない。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(つづく)

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<パオ・セヤドー講述「菩提資糧」1999年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>