<仏教は人類にどのような
利益を齎し得るか(三)>
今日、私は、どのようにして、四界分別観及び各種の色法の分析から始めて、観禅の修行を行うのか、を説明をする。
禅の修行者にとって、観禅には、二種類の道筋がある。
第一番目の道は、先に止禅(たとえば、安般念)を修行してジャーナに到達し、その後に観禅の修行に進むものである。
二番目の道は、四界分別観によって、専注力を育成して、近行定に到達するようにする。すなわち、ジャーナに到達しないでも、直接、観禅の修行をするものである。
しかしながら、修行者はどの道を歩むにしても、観禅を始める前には、必ず四界分別観を修行しなければならない。
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(つづく)
★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>まで。
ご協力、よろしくお願いいたします。
<パオ・セヤドー講述「菩提資糧」1999年中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>