wong0110's diary

中国語で書かれた仏教書(主にテーラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。+日常の心模様の独り言<是誰庵のひとやすみ>。

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」(翻訳文)~4-2

2、五人の比丘

経文は以下のように続く:

その時、世尊は、五人の比丘におっしゃった:

「比丘たちよ。二種類の極端な行為は、出家者は従事してはならない。

どの二種類であるか?」

「出家者」(pabbajita)とは、煩悩を断滅する為に努力している人を言う。

彼は、世俗の生活を捨て、沙門の義務を履行し、禅の修行に励み、一切の煩悩を断滅して、永遠の寂静ーー涅槃(Nibbāna)を証悟ようとする。

ここで言う「五人の比丘」は、コンダンニャ(Kondañña)、バッディヤ(Bhaddiya)、ヴァッパ(Vappa)、マハーナーマ(Mahānāma)と、アッサジ(Assaji)である。その中のアッサジ比丘は、後にシャーリプトラ尊者の教師になった人である。

過去の10万大劫の中で、という事は、勝蓮華仏(Bhddha Padumuttara)の時代から始まって、この五人の比丘は、波羅蜜の集積に余念がなく、かつ、過去の諸仏の教化の数回の期間において、観禅を修習して、行捨智(saṅkhārūpekkhāñāṇa)の段階まで到達していたのである。

2-1四無礙解智

なぜ、我々に、彼らがすでに多くの波羅蜜を積んだのだという事が分かるのか?というのも、彼らは《無我相経》(Anattalakkaṇa Sutta)を聞いた後に、阿羅漢果を証悟し、かつ同時に、四無礙解智を具足したからである。

四無礙解智とは:

1、義無礙解智(attha-paṭisambhidāñāṇa):苦諦に対する無礙解智。

2、法無礙解智(dhamma-paṭisambhidāñāṇa):集諦に対する無礙解智。

3、辞無礙解智(nirutti-paṭisambhidāñāṇa):苦諦法と集諦法の語彙及び文法を使用する事に対する無礙解智。

4、応弁無礙解智(paṭibhāna-paṭisambhidāṇñāṇa):上述の三種類の無礙解智に対する無礙解智。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(4-3につづく)

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<パオ・セヤドー講述「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>