Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

パオ・セヤドー講述「顕正法眼」(翻訳文)~4-29

7-2 適切な姿勢

「上半身をまっすぐに」とは、背中の一節毎の脊椎を端正にし、節と節は水平に正しく接し、体がまっすぐで、腰が正しい(+位置にある)事を言う。

仏陀は上記のような座った時の姿勢を推奨しているが、その理由は、この姿勢が最も安定していて、リラックスできるからであり、そのゆえに、心をして平静を保つのに適していて、目覚めた心のレベルを高める事ができるからである。

7-3 己の禅修行の所縁において、正念を安立する

「己の禅修行の所縁において正念を安立する」とは何か?

それは:

「心をば、禅の修行において、専注しなければならない目標に導くこと、そして、心をそこに固定させること」である。

たとえば、もし、あなたが安般念を修行しているのであれば、あなたの正念は、呼吸に安住しなければならない。

もし、あなたが四界分別観を修行しているのであれば、あなたの正念は、四界(四大)の特徴に安住しなければならず、家族に関心を向けるなどという事はないようにする。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(4-30につづく)

★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>まで。

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<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>