息を数える過程において、心が漂ってしまい、妄想によって(+数息が)中断したことを発見したならば、もう一度最初からやり直すべきである。
たとえば、6まで数えた所で、心が漂ってしまったならば、これより先は、数を数えるのは止めて、もう一度最初から数え直すのである!
もし、(+心が漂っているのに)そのまま数え続けたならば、心は息を数える事に鈍感になってしまい、その後では、息を数えながら、妄想をするような悪い習慣が生じてしまう可能性がある。
そうなると、息を数える修行は、その効果を発揮することができなくなる。
故に、息を数えている間に、心が漂ったことを知ったならば、また1から始める事!
己自身が、1から8まで数える間、己自身の心内を、清浄で汚染のないように、保たなければならない。
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(5-4につづく)
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<無憂比丘著「南伝仏教キホンのキ」中国語→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>