Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」(翻訳文)~5-3

8-1-5 息を数える時間はどれくらいか?

では、息は、どれくらいの時間、数える必要があるのか?

心が、コントロールされなくとも、禅の修行の目標から離れないで、かつ、自然に、まったくの努力なしに、息に専注できる時に、数を数えるのをやめることができる。

知っておかねばならないのは、この段階では、息を数えなくても、正念は、己の入息、出息という目標に安住している、ということである。

というのも、息を数えるのは、正念を安定させ、出入息という目標に安住させるための、外に向かって四散する尋を断つ道具である、という事である。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(5-4につづく)

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<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>