wong0110's diary

中国語で書かれた仏教書(主にテーラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。+日常の心模様の独り言<是誰庵のひとやすみ>。

☆「掌中の葉」(翻訳文)1-6

【本書の特徴】

ある種の人々は、長年、仏教とは何かを学び、大勢の、業績のある法師の教える法を聞いてはいるが、なぜか、いつも、心もとなく力不足で、そこから利益を受ける事がない。

またある種の人々は、苦しい修行にも耐え、初めは多少の成果もあったものの、時間がたつほどに、何等の進展もなくなってしまう。

本書で述べられているのは、あなたは、仏教の根本的な教えーー止観禅法ーーについて、再度認識を新たにし、もう一度深く学んで理解し、自己を啓発しなければならない、という事である。

多くの仏教書が繰り返し述べているのは、これまでの伝承の中ですでに講話された話ばかりであり、我々はそれを何度も聞いて、ある程度は悟りを得たものの、それはただ、個人的な、浅薄な認識に過ぎないのである。

また、別の角度から見ると、非常に多くの、修行者における問題は、努力が足りない事ではなく、基本的な問題について、認識が浅い、という事である。

本書が、止観の要点を明らかにして、あなたの問題点を指摘できれば幸いである、と思う。

あなたは、本当に、修行とは何か、を知っているのであろうか?

あなたは、本当に、仏法とは何か、を知っているのであろうか?

それは、あなたに仏法の、広くて深い真理を知らしめようとしているが、(+あなたの)能力の問題、定力の不足などで、あなたが(+これまでに)悟った内容は、ただの氷山の一角に過ぎないのである。

あなたは、再度、真剣に、「修行とは何か?」、「仏法とは何か?」について、考えてみなければならない。

このようにして初めて、あなたは、仏法とは、あなたが考えているほど簡単なものではなく、修行における悟りの境地というものには、果てがないこと、が分かるのである。

本書は、定力を育成する法門(止禅)と、智慧を育成する法門(観禅)について語られている。

止観の禅法を掌握すれば、あなたは、仏法の宝蔵の核心を得ることができる。

そのようであれば、解脱を追求する者も、弘法して衆生を救おうとする者も、思いのままに行動し、心のままに、願いがかなうであろう。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(1-7につづく)

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ご協力、よろしくお願いいたします。

<「掌中の葉」(シッダッタ学院)中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>