Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵のひとやすみ~来たりて見よ

5月の27日と28日、福岡は糸島の福祉系施設を会場にして、緬甸(=ミャンマー)のパオ森林寺院で実践されている瞑想方法を紹介する瞑想会が、クムダ・セヤドーをお迎えして、開かれました。

結論を先に言いますと、本当によい瞑想会でした。

私は瞑想会の主催団体である福岡ダンマセンターの会員ではありませんが、幹事の方々は、瞑想会の運営方法をどこで学ばれたのかしらんと思うほど、瞑想会は粛々と進行しました(宿泊希望者のホテル手配も含めて、何等の混乱も起きませんでした)。

セヤドーは 12 歳で沙弥出家され、修行生活を

 46 年も続けてこられましたが、己の成果を誇ることもなく、ただひたすら、我々、特に初心者に、仏法を理解し、修行を始めて頂きたいという一念で、慈悲によって、仏法を説明されていました。

我々テーラワーダの者は、法の集会において、法の名において、集金する事はなく、ただ喜捨に頼るのみ。名簿上の会員が増えることにも意味を覚えない。それより一人でも多く、仏法の大切さに気が付いて、修行してほしいと思うだけ。

そう、仏陀が悟りを求める人々に述べた言葉

来たりて、見よ」

悟りは、絵空事ではなく、あなたの心眼によって、実際に手に取るように、観ることが出来る。来なさい、志のある者よ・・・

の通りの風景が、そこにはありました。