Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵のひとやすみ~無常&無情

昨日、近所の知人から電話があり「明日、大学病院に行かなければならないけれど、一時間に一本しかないバスに合わせていると、受付に遅れてしまう」「あなたのパジェロで送って貰えないでしょうか?」と、遠慮がちに、頼まれました。

この週末は急ぎの用事もないので快諾して、今朝、病院へ送って行って、家に戻って、オハナをお風呂に入れていてふと気が付くと、オハナの頬の毛が変色していて、ちょっと変。

実は、6月の初めに、オハナの涙に血が混ざるので、動物病院で見てもらったばかり。

(その時、病名が特定できないながらも)化膿止めの注射をしてもらった所、あっという間に治ったので、安心していたのだけれど、きっと、その病気、完治していなかったのに違いない。

知人の病い(ご夫婦揃って同時期に、癌&脳卒中を発症)とオハナの病気。

私自身もそろそろ、病院に定期健診(三年前の手術の予後検査)に行かねばならないし・・・。

日本では、<仏教は生老病死を学ぶのですよ>と言うと、「人生は楽しいのに、何を縁起でもない!」と怒られてしまうことが多い。

けれども、心を静めてよく考えてみれば、病気をしない有情はいないし、老いない有情はいないし、死なない有情もいない。

この世は無常で、無情だな、とつくづく思います

(己を深く見つめる座禅・瞑想の修行をすれば、悲しみは乗り越えられる、と私は思っていますが・・・これには根気と時間が必要です。心の構えを育てるのに、<お手軽ショートカット路線>などはありません)。