Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵のひとやすみ~ハコミ・セラピー

昔、大学でユングに出会ったとき、非常に興味を持ちましたけれど、深く研究するまでには至りませんでした。

英語が苦手な私、ユング心理学に使われる、アニマ・アニムスとかのカタカナ用語の洪水が、どうも今一つ・・・でした(西洋の自我の立て方と、東洋のでは異なるので、今一つピンとこなかったのも理由の一つ)。

最近、また心理学に興味が湧いたので、図書館で<トランスパーソナル心理療法入門>という本を借りてみました。

その中で<ハコミ・セラピー>の文字が、目に飛び込んできました。向こうから呼んでくれている感じ、こういう時は、絶対、相性がいいです(笑)。

まず、アメリカの心理療法なのに<ハコミ>って?

「これって絶対ネイティブ・アメリカン(インディアン)の言葉だね!」って、私、ピンときました。

そして同時に、若い頃に読んだ彼らの思想・哲学に纏わる、色々な話を思い出しました。

特に強く心に残っているのは、彼らは夜見る夢を非常に大事にしていて、昼間の行動は、夜見る夢から判断して決断する、という部分。日本では、禅宗の僧侶明恵さんが、夜見る夢を細かく記録して、己の心の成長に資したと言われています(『明恵夢を語る』河合隼雄著)。そう、深層心理、潜在意識って大事、なんですよね。

インターネットで検索してみると<ハコミ>ってインディアン・ホビ族の言葉で<Who are you>って意味。

ということは、私の庵の名前<是誰庵>と同じ。

<ハコミ>は、仏教やラマナ・マハーリシとも通じている。だって、ラマナ・マハーリシの口癖は<Who aer you?>だったのですから。

<ハコミ>勉強してみようかな。

ちょとワクワク。

 追記:

1、アメリカ発祥の<ハコミ>もご多分に漏れず、カタカナ用語の雨あられ(フォーカシングとか、ラビング・プレゼンスとか)。こりゃ頭痛いですけど、でも、日本語に置き換えたらどうなるだろうか?仏教の瞑想と、どう関連しているだろうか?というクイズを、楽しむこともできそうです。

2、<ハコミ>のワークショップ受講費を調べてみたら、非常に高価。スピリチュアル系って、なんでこんなに高いお金を払わなければ学べないのか?「自分が高いお金を払って(留学して)学んできたのだから、教える時に代金回収!?」。私が日本のスピルチュアルが好きになれないのは、こんな所。

トランスパーソナル心理学は、正統な、れっきとした学問で、スピリチュアルとか啓発系とは関係がないけれど、どうしてもスピ感が抜けない。日本では、いまだトランスパーソナル心理学が定着してないのが一因?)