wong0110's diary

中国語で書かれた仏教書(主にテーラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。+日常の心模様の独り言<是誰庵のひとやすみ>。

☆「掌中の葉」(翻訳文)3-27

     <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

2、瞋恚意楽者:私はこの世界が好きではない。

原因:あなたが多くの不如意に出会う時、あなたは、世の中のすべてに不満で、世間に対して、怒り、恨む。

または、あなたは人間関係で失敗したことがあり、故に、男性または女性に憤怒を覚え、あまつさえ全世界を瞋恚する。

もしかしたら、あなたは、己の商売において、多くの心血を注いだにも関わらず、共に商売に取り組んでいた、最良の親友に裏切られたのかも知れない。

あなたは全世界に対して怒りを発し、あなたは二度と親友に会いたいとは思わない。

こうして、あなたは証悟の道へ歩むように、方向を転換した・・・こうすれば、あなたは、不当な人々に会う必要がなくなり、彼らから自由になれるから。

これは、瞋恚を含む意楽である。

瞋恚の無い意楽者:私はこの無常なる世界に対して厭離したいと感じる。

原因:上記の人は、如実知見の人である。

あなたは、世界における各種の不円満を見る時、初めの頃は、あなたの心には、憤怒が潜んでいるかもしれない。

しかし、瞋恚の禍を見て、また因果業力の法則を知った後では、今世で、自分自身が傷つけられるのは、過去世において、己自身も他人を傷つけたことがあるかも知れないという覚醒・悟りに至る。

あなたはこうして、寛容の心を育成し、他人があなたにした色々な間違いを、寛恕するようになる。

徐々に、あなたは、一粒の寛容の心をもって、あなた自身の色々な出来事・不幸を反省するようになる。

あなたは、あなた自身にどれほど周到な計画があっても、結果は往々にして、意外なものなることに気が付き始める。

他人もまた同じである。

この世界をコントロールできる人は一人としておらず、故に、この世界において、永遠に意のままに過ごせる人など、一人もいない。

こうして、あなたは、世界の無常性を気づき始め、この無常性に対して厭離を感じる。

最後に、あなたは、無常を超越するには、証悟を得るまで、修行をしなければならない事を、理解する。

このような、正確な見解を具有する意楽は、瞋恚のない意楽である。

(3-28につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>

まで。ご協力、よろしくお願いいたします。

<「掌中の葉」(シッダッタ学院)中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>