Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。 2018年8月10日の翻訳をもって翻訳ワークは終了しました。                     コメント欄は利用OKですが、リトリートに入っている時は回答しません。。

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)2-8

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

メーチ・ケーウは、田舎の女性である。

彼女は、タイの東北部の普通の農村で、簡素で素朴な生活を送っていたが、苦悩を滅し去るために、幾重にも重なる、多くの困難を克服して、家を離れて、仏陀の聖道を追い求めた。

彼女の頑張り、彼女の勇気、さらに彼女の直観的智慧が、彼女の一切の世俗的限界ーー外部的な社会生活の諸々の気がかり、内部的な心霊の手かせ足かせーーを超越させ、彼女をして、生死の束縛から解脱せしめる事となった。

彼女の生活と修道は、その他の女性修行者と同じような困難があった。

しかし、彼女は平然と、これら一切の挑戦を受け入れ、伝統的な出家制度の中に、巧みに溶け込み、心をば、悠久なる源流を持つ伝統に預け、逆境を、増上縁に転換する事に、成功した。

彼女は、現実社会の不平等を恨むこともなく、一粒の、清明な心に、工夫をこらして修行する事と、自在に心を運用する事を通して、最終的には、自我と文明が同調する所の、固く打ち破れることのない無明を、滅し除いたのである。

振り返って、出世間の智慧でもって観察すると、彼女が一生涯を過ごした所の、あの強固な階級と不公平は、すでに雲消霧散していたのである。

(2-9につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

<菩提樹文庫>まで。ご協力、よろしくお願いいたします。

<原題「美琪喬ーー一位阿羅漢尼修道証果之道」Dhammavamsa Publication

中国語版→日本語訳出翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>