Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」(翻訳文)5-95

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

一境性(ekaggatā):

心と目標(たとえば、安般似相)が結合すると一境性になる。また、定とも言う。

それは、心をして、穏やかに目標(安般念似相)の上に置かしめるか、または、心をして、正確に目標の上に置かしめるか、または、心をして専一にせしめる。

故に定である。

その相は、不動揺または不散乱;

作用は相応の法の統一。

それはちょうど、水が粉石けんを纏めるが如くである;

現象は、平静;

通常、その近因は、楽である。

それを、心の安定であると見做す時、無風の下での、灯火の安定に例える事ができる。

合計で、尋・伺・喜・楽・一境性の五つの禅支がある。

初めて五禅支を検査する時、尋から始め、毎回、一回ごとに、一つの禅支を検査する。

順序良く、五禅支を検査できるようになったならば、同時に五つの禅支を検査する事に、チャンレンジしてよい。

成功したならば、次には五自在を練習する。

(5-96につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

<菩提樹文庫>まで。ご協力、よろしくお願いいたします。

<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出 

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>