Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)4‐8

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

アチャン・マンが彼女に教えた禅の法門は、簡単そうに見える。

一定のリズムで念仏するのも、難しくはない。

しかし、彼女は、これほど長期に禅の修行をしていなかったし、今、心を専一に集中することは、言うは易き、行うは・・・であり、彼女が修行を再開した時、余りの気落ちに、頭を壁にぶつけたくなったほどであった。

彼女は、心と身体の対立を思った。

双方がお互いに値踏みし、心がこれを必要としている時、身体はあれを必要とした;

心があれを欲しいと思う時、身体は別のものを欲した;

己の内部全体は、支離滅裂であった。

食べ過ぎると眠いし、少ないと妄想する。

歩く瞑想と座る瞑想。

個人と大衆。

彼女は一体どのようにすれば、一日のそれぞれの変化の中で、それぞれの境界において、鋭敏で、自覚的な専注を保持できるのか、知りたいと思った。

(4-9につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<原題「美琪喬ーー一位阿羅漢尼修道証果之道」 Dhammavamsa Publication 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>