Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)4-29

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

メーチ・ケーウは、この猪が言い出した願い事に、非常に驚いた。

長年、彼女は動物の亡霊が、己の肉をもって供養とし、それを功徳となす、という事に出会ったことがなかった。

彼女は、心底この猪の悲惨な運命を憐憫し、慈心を回向してあげると同時に、彼から申し出のあった、布施の心意気を、受け取った。

彼女は、彼の布施の功徳を讃嘆し、彼の自尊心を激発した。

その他の、悪道にいる衆生に開示するのと同じように、メーチ・ケーウはこの猪に対して、五戒は、人身を得るための根本である事を強調し、五戒でもって、身口意の三業の規範とするようにと、諭した。

その後に、メーチ・ケーウは、修行の功徳を彼に回向する事を祈願し、彼が人道に往生するようにと、願った。

猪は、満足した様子で、彼女と約束し、彼女の祝福による励ましを受けて、恭しく別れを告げて、去って行った。

(4-30につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

<菩提樹文庫>まで。ご協力、よろしくお願いいたします。

<原題「美琪喬ーー一位阿羅漢尼修道証果之道」 Dhammavamsa Publication 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>