<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
メーチ・ケーウは、真迫の画面を見た:
骨と地大は融合し、両者は合併して一つとなり、同じ一つの元素となった。
最後の残余の骨が、それ本来の元素の状態に戻った時、彼女は、深々と、身体には実質が無いという本質、及び、それらが幻・虚妄であるという本質を領悟して、以下のような知見が生じた:
身体のすべての成分は、皆、地水火風によって構成されており、それらはすべて、元の状態に戻るのだと。
突然、地大は己自ら、覚知より消失し、彼女の覚知は、光り輝き、かつ、ゆったりとし、光が四方に照射した。
その後、一瞬の瞬きの間に、覚知は、彼女が今まで経験した事のない、ある種のレベルにおける、凝集の状態になり、光明は消え失せ、その後に、唯一、形容しがたい
<空(クウ)>--一つの絶対的一体的な境界ーーが残ったが、それは完全に、二元的対立を超えていた。
そこには、ただ、純粋な覚知ーー超越した所の、微妙なる円満と安らぎの静かな境界、全く、何等の特相(=特別な相、特徴)もない境界が、あるだけであった。
これが、心の本性に充満する所の活力、<空(クウ)>であった。
(5-25につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<原題「美琪喬ーー一位阿羅漢尼修道証果之道」 Dhammavamsa Publication
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>